「神はサイコロを振らない」から自分たちでサイコロを振った函館とラクリマは生き残り、誰も観測されることのなかったシャングリラが滅ぶ。設定を非常にうまく使った大変面白いエンディングだった。身を挺して時空の収束を防いだアトリとトビ＠白石涼子が死…

アトリがキザを通り越してかっこいい。すべてに絶望して破滅思考に走るノエインと好対照で印象的。そしてウロボロスの環を人工的に作り出して暴走する篠原、最終回に向けて絶妙な盛り上げ。そんな中で運命に流されているだけにも見えるハルカ＠工藤晴香がど…

生きていてもひとつもいいことなんかない。だから宇宙を壊して一からやり直すんだ。 ゲームなんかではわりとよく見られるノエインの動機だが、ここまで話を膨らませて大きくしたその構成は見事。異なる時空のユウ＠瀧本富士子＝カラス＝ノエインがそれぞれの…

『すべてをしるもの』ノエイン、違うか。とにかくハルカ＠工藤晴香を自分の掌中に収めようと殺伐とした未来を見せるノエイン、若干わざとらしい未来ではあるがこの物語の中では事実になり得る未来ってことか。イサミを救うユウ＠瀧本富士子もかっこいいが、…

ハルカ＠工藤晴香にイサミ、アイ＠千葉紗子、ミホ＠名塚佳織の不幸な未来を見せ、ハルカを陥落させようとするノエインはまさにラスボスの行動だな。それに対して「可能性のある未来」を提示するユウ＠瀧本富士子とアトリという構図は面白い。さらにノエイン…

コンピュータを使い出すと俄然胡散臭くなってくるな。現実のギャップがよく認識できるからだろう。それにコンピュータに向かって何かやっている姿ってあまり絵にならないな。 人間が量子ネットワークの中心ってどうなんだ？物語の構造とすれば世界の危機を演…

ラクリマのハルカが量子コンピュータになってラクリマ時空を安定化させているって話は初出だっけ？なんとなくそういうものだと思っていていたからもう説明されているものばかりだと思っていた。トビ＠白石涼子曰く『まだ完全に戻っていない』アトリだが、個…

未来で難民と化しているユウ＠瀧本富士子のアイ＠千葉紗子に対する『優しすぎないか？』は笑える。そう思ってたのか。龍のトルクの力はやはり不安定な量子存在を観測して固定するものということで、かなりわかりにくい設定のこのアニメでようやく安心できる…

ユウ＠瀧本富士子の死は唐突すぎる気がしないでもないが、観測者で龍のトルクたるハルカ＠工藤晴香が生きているユウを観測することで生きているユウが確定されるというのは説得力がある設定だ。それで舞台がシャングリラに移るのは自然流れだな。 アイ＠千葉…

東京時代の友達、あや＠本多陽子に忘れられていたハルカ＠工藤晴香。ハルカの『なかったこと』が進行しているのか、それともただの比喩的表現なのか。どちらにしても、絶倫の組織改定とか、ラクリマの逆算固定とか、アトリの復活とか、物語は静かに、確実に…

コサギ＠本田貴子に蹴りを入れられて元に戻りそうな雰囲気のアトリ、そんな展開もアリかよ。 時空の揺らぎで自分の存在が不確かになっていることと記憶が薄れていくことを重ねて塞ぎ込むハルカ＠工藤晴香の姿が痛々しい。で、逆算固定とやらで連れ去られるハ…

量子スピンのハルカ＠工藤晴香に揺さぶりをかけるノエイン。で、不安を解消するために子供の頃の自分を撮影した8ミリビデオを見ようとするわけだが…… ミホ＠名塚佳織『いざというときは現金が一番よ！』 ハルカ『そうだよね〜』って、なんの話だよ。納得して…

シャングリラが時空を消すことによって因果律が逆転して過去の世界である函館が未来の世界であるシャングリラから影響を受け始めている……のかな？それの実例が冒頭でのいないことになっていたハルカ＠工藤晴香とラストの写真に写っていないシャングリラの船…

ラクリマからみた函館は観測の結果生じた仮想の世界で、ハルカ＠工藤晴香は高エネルギー集束体。しかし観測される側から見ればそれは意思を持った確固たる存在。ってところかな。量子力学を世界観の礎としながらも最後はそれをひっくり返すと見ているのだが…

篠原の進めている計画は『マジックサークル』とやらの起動。名前からするとウロボロスの環を人工的に作り出す実験か。ハルカ＠工藤晴香のいる世界はラクリマのシミュレートした時空。ハルカは量子のスピンによるエネルギー体。どうやら観測されたことによっ…

『少し違う気がする』と言われても何が違うのかわからない……orz 要するにハルカ＠工藤晴香はシャングリラの陰謀でカラスの現れない過去を観測させられているということか。龍のトルクの力を逆手にとった作戦なのか？無数に存在する時空を彷徨しながら仮面か…

原因と結果が入れ替わった世界での「ノエイン」序盤の『クリカエシ』。総集編ではなく、きちんと世界観の上で話を進めるための手法として序盤を再構成して繰り返しみせるのはうまいなあと純粋に関心。 劇中でハルカ＠工藤晴香が『違う』と言っていた部分、カ…

ボケ老人のようなトビ、どうしたものか。 それはともかく拳銃を前に端を歪ませて笑うカラスと、果敢にそのカラスに突進する郡山＠藤原啓治のやりとりがイカす。で、成り行きで量子的存在と対面する郡山と内田涼子＠大原さやか一行。『ウロボロス』と呼ばれる…

無限に増殖し続ける時空をラクリマをシャングリラのふたつに収束したのがノエイン、最後の選択をするのが「時空を確定させる」龍のトルクことハルカ＠工藤晴香、ってことなのかな。 サッカーボールを追いかけるユウ＠瀧本富士子やイサミ、ハルカの部屋でゲー…

トビはともかくアトリも居候かよ…… 龍のトルクの力という設定を使ってハルカ＠工藤晴香とその家族の過去を説明する話ってことだな。ハルカの両親が仲直りできる過去を見つけてそれを選択するって展開かと思いきやそんなに都合よくはいかないようで。

私服に着替え、ミホ＠名塚佳織と仲が良くなったアトリ、微笑ましいな。もともと温厚だったトビ＠白石涼子とあわせて野鳥の調査に来たNPOの一員としてハルカ＠工藤晴香の家に下宿するというのはそれなりに説得力がある。このアニメは日常パートが心温まって非…

アトリ……記憶を失ってお友達ですか？どうなっちゃうんだ、この先。まぁ、トビはもとから友好的な雰囲気だったけど。郡山が『ラリーでもやっていたな』と推測するほどのドライビングテクニックで逃走する雪恵ちゃん＠中原麻衣、クルマはランチアデルタ。渋い…

必死になってカラスを探すハルカ＠工藤晴香が気に入らないユウ＠瀧本富士子、やっぱりカラスそのものだな。フクロウとカラスの戦いはいつもに増して白戸三平ちっく、このノリは希有な存在。こんな劇画調の絵柄がど迫力の動きを見せてくれるってのは一昔前の…

ノエインとの戦いで傷つき、記憶をなくしたアトリ。なんだかとってもいい人になっちゃってるんですが。さすがに予想外の展開でちょっとびっくり。てか、あんた生きてたのかよ！前回フクロウと一緒にてっきり死んだものと。 目の前に腕が半分なくなった人間が…

『偉そうな情報通信会社の社長』、モデルがいそうだな（笑）量子コンピュータ―超並列計算のからくり (ブルーバックス)作者: 竹内繁樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/18メディア: 新書購入: 7人 クリック: 64回この商品を含むブログ (20件) を見る観…

世界の存在自体が危ういような状況にも関わらず、ユウ＠瀧本富士子の母親の態度が軟化しただけで和やかムードの面々。それどころかカラスとさえうち解けてるし（笑）結局日常を脅かす不安要素ってのは『未来から来た』なんてとんでもないことを言い出す胡散…

龍のトルクの力とは、時空を確定させる力、らしい。箱を開けずにシュレディンガーの猫の生死を決めてしまう能力？よくわからん。 カラスとフクロウ、そしてアトリの戦闘シーンは相変わらずこりまくった構図で動きまくり。タッチの好き嫌いはあるにせよ、演出…

別名「よくわかる量子力学」。量子力学は聞きかじったくらいであまり詳しくはないのだが、とてもよくわかったよ。だがわからない人には何で箱の中に猫が居るのかわからないかもしれないな。 今回はシナリオ的に特に進展はないものの、カラスとフクロウ、ハル…

先週、ユウの母親＠田中敦子を『憑き物が落ちたようだ』と評したが、これは既にそのレベルを通り越してキャラが変わってる(笑)。何でも宇宙人か幽霊のせいにしてしまうミホ＠名塚佳織や、カラスの化けの皮を剥がそうと息巻いた割ににあっさり打ち解けるアイ…

ユウ＠瀧本富士子の母親＠田中敦子をワインで懐柔にかかるハルカママ、やるな（笑）ユウを『情けない』となじり、『人の心を感じられない』と言うカラスは間違いなくユウの未来の姿だな。だらしないユウに憤るのもイライラするのもユウが自分なればこそ。歯…