Pumpkin Scissors

Pumpkin Scissors #24 軍人・平民・貴族

パウロ侯爵が頭を下げるのも、貴族たちが改心するのも、平民たちが拳をおろすのも、あまりにも突然すぎてなんだかなあ。いままでアリス@伊藤静におんぶにだっこだった陸情3課が彼女を否定することで更に一歩前進するのはいい展開。でも全体的にグダグダ感が…

Pumpkin Scissors #23 そして甘い罠

3週間にもわたるアリス@伊藤静の戦いはようやく決着をみる。これまで以上によく動き、迫力のある戦闘が延々と続くのは見応えあるし、それこそ『息をするのも忘れる』ほど。見どころは多いし、説得力のない奇跡が起こるわけでもない。ラストシーンもかなり盛…

Pumpkin Scissors #22 孤独な天秤

貴きもの・貴族であるために孤独の大地に立つアリス@伊藤静と、パンプキンシザースの隊長であることを自覚して仲間とともに戦うことを選択するアリスという対比は面白い。凛々しいアリスもいい。展開も熱く、見どころも多い。しかしあまりに展開が冗長て見…

Pumpkin Scissors #21 木偶と偶像

お姉様方のマチャアキもびっくりのテーブルクロスパフォーマンスでドレスの中に隠された剣を取り出すアリス@伊藤静、美しすぎます。そのままドレスの裾を破って大胆なアクションを……あら、そのままで戦うのね。それもまたよし。作画レベルも高いし、なかな…

Pumpkin Scissors #20 演者入場

貴族の舞踏会に警備の一人もいないのかよというツッコミどころはあるにしても、怒濤の展開でそんなことは全く気にもならない。追い詰められているパウロ侯爵があまりに小物だっていう情けなさを差し引いてもアリス@伊藤静の一喝はさすが主人公といった感じ…

Pumpkin Scissors #19 甘い罠

サブタイトルの「甘い罠」とは普段はその軍服に隠されたアリス@伊藤静の大きな胸のことですね!(違) 私の記憶が確かなら、先週アリスは『結婚します』と言っていたような気がするのだが、話の流れ的には全く逆の方向へ。アリスのいない3課とレオニールの接…

Pumpkin Scissors #18 小さな戦力

最近元気のない3課のためにひと肌脱ぐステッキン曹長@植田佳奈。マー君相手に相談したり、「パンプキン音頭」をオーランドに見られて固まったり、イヤミな1課に必殺技をお見舞いしたり……なんでこんなおこちゃまが軍隊にいるの?しかも曹長? まあ、リアリテ…

Pumpkin Scissors #17 なお救われぬ闇たち

火炎放射の直撃を受けても、火薬を少なくしているとはいえ手榴弾の直撃を食らってもかすり傷ひとつないオーランド。ここはツッコミを入れるべきところなのだろうか。いやあまりにも堂々としているので何か納得のいく説明をしてもらえるような気がしてならな…

Pumpkin Scissors #16 切り裂きし者

敵さんの内情をただひたすら解説し続ける前半はかなり退屈な展開。しかし後半は陸情1課の突入により大きく物語が動くので前半の静けさがよいメリハリとなっていたと前向きにとらえよう(笑) しかし『抵抗する者には発砲を許可する』と言っているくせに1課の隊…

Pumpkin Scissors #15 迷走する選択

オレルドとマーチスが身体を張ってホームレスたちを立ち上がらせる展開はクサいけどなかなか燃える展開。しかしあれを見ただけで今まで全く反省の色がなかった水道局員が心を入れ替えていい人になってしまうのはちょっとどうかと。絶体絶命のはずの前回の引…

Pumpkin Scissors #14 焔、いまだ消えず

何度も何度も何度も何度も(以下略)捕まる水道局員のまぬけっぷりには閉口したけど、軍と癒着する企業というテーマはなかなか興味深い。下水道という舞台も今までとはひと味変わっている印象だ。オーランドが昔の暗示に悩む姿と禁じられた兵器の登場は今後…

Pumpkin Scissors #13 粗野にして美味

ちびっこで生意気で千和……ベッキーだ!(笑) 2クール目に突入してテコ入れのためか新キャラ・セッティエーム姫様@斎藤千和の登場。2クール目からの登場といい、トイレの窓を通り抜けるアクションといい、登場初週からいきなり主役の座をかっさらう存在感とい…

Pumpkin Scissors #12 見えざる痛み

ハンクス大尉は新聞記者を止めたかったようだがあの言いようでは3課が手を回して始末しようとしているように見えてしまう。アリス@伊藤静がさらわれたというのに3課の面々にはあまり緊迫感が感じられないし、アリスが解放されたことについても唐突感がある…

Pumpkin Scissors #11 静かなる胎動

どの時代、どの世界でもブン屋っていうのは胡散臭くて信用ならないもんだな(笑) この記者が敵に回るか味方に回るかはまだ謎のままだが、二人の記者を対照的に登場させた物語はなかなか興味深い。しかし彼の妹が兄の意志を継いでいるとはとても思えず、アリス…

Pumpkin Scissors #10 カボチャとハサミ

ステッキン@植田佳奈の語る陸情3課成長の日々の物語。話としては淡々としてただ起こったことを羅列しているのがちょっと残念だったけど、アリス@伊藤静によって徐々に変わっていくオレルドとマーチスの姿が印象的。銃弾を受けたマーチスの話を聞いて『亡く…

Pumpkin Scissors #9 朝霧の女

オレルドと娼館の女の話。オレルドのキャラクターを語るにはぴったりで、ある戦災復興の形という感じで物語のテーマにも沿っていて、世界観の掘り下げにも一役買っており、なかなかよくできているのではないでしょうか。残念なのは相手役のハンナ@内川藍維…

Pumpkin Scissors #8 雪原に燃えて

時間制限つきのミッション、倒れるマーチス、吹雪の中包囲される3課……。とお膳立ては上々なのに料理の仕方が不味すぎる。時間制限は途中で半ば忘れ去られている。マーチスの体調も一晩寝たら直っていて何のために体調を崩したのか意味不明。敵はいちおう集団…

Pumpkin Scissors #7 踊る者踊らされる者

久々のアリス@伊藤静メインの話。あんな絵に描いたようなダメ男を相手にしなきゃいけないなんて、貴族のご息女も大変だ(笑) 本編は領民のことを考えない領主が相手というこのアニメでのいつものパターンだったけど、胡散臭い婚約者の登場や再び姿が見え隠れ…

Pumpkin Scissors #6 豊穣な時間

赤ちゃん話。こういった定番の話の中でもしっかりと戦後の生活の苦しさというテーマを入れてくるのはさすが。赤ちゃんがオーランドにしか懐かないというのもこれまでのキャラクター描写からして自然な流れで好感が持てる。それだけでなくオレルドのワルな一…

Pumpkin Scissors #5 あさはかな者達

「あさはかな者たち」……いちばんあさはかだったのは飛び降りようとしたワンツさんでもなく、後先考えず飛び出したオーランド伍長でもなく、女と見るやだれかれかまわず声をかけるオレルド准尉でもなく、同僚を疑ったマーチス准尉でもなく、不景気だからと熟…

Pumpkin Scissors #4 ヒビ割れた肖像

マーチス准尉から見たオーランド伍長を描きつつ『不可視の9番』の謎とオーバーテクノロジーをめぐる謎の組織の暗躍を見せる展開。キャラクター性を見せながら息つく暇もなく新しい要素を提示していく。うまいね〜。単身装甲車に挑むオーランド伍長の姿は確か…

Pumpkin Scissors #3 其は貴きものなりて

女シロー・アマダことアリス@伊藤静の世間知らずだが、それゆえにまっすぐな正義感がこのアニメの魅力だな。戦災にあえぐ市民や横暴な権力者だけでなく、これからは家族とも対決しそうな感じで期待できそう。 今回、初めて戦車以外の敵を相手にしたことで物…

Pumpkin Scissors #1 不可視の9番

停戦後の混乱を描いているのは変わった視点でいい感じ。戦術毒に必死で対処しようとするアリス@伊藤静のキャラクタがメリハリあってよい。しかし生身の体(?)で戦車と渡り合うオーランド伍長@三宅健太のおかげでそれも少々かすみ気味か。1話できっちり見…

Pumpkin Scissors #2 戦災復興部隊

収まる鞘を見失った斬れすぎる剣と確固たる理想を持ち自らの危険を顧みずその道を歩み続けるお姫様が出会う話だな。クソ領主にとらわれ、戦車と素手で戦うことになっても極めて冷静に行動を起こすオレルド准尉とマーチス准尉、たったひとこと自らの出自を明…

Pumpkin Scissors #1 不可視の9番

戦車が主役の戦場という世界で前向きで暴走気味のヒロイン、戦いに疲れた兵士というキャラクターがとてもよくわかる、物語の導入としては上々。アリス@伊藤静の明るいキャラクターを前面に出した前半と地味だがどす黒くて容赦のない戦闘が繰り広げられる後…