進撃の巨人

進撃の巨人 総評

「毎回がクライマックス」とはもはや使い古された陳腐なキャッチコピーだが、それを実戦したアニメを初めて見た。魅力的な世界観と度肝を抜く展開、息つく暇も与えないスピーディーな戦闘シーンを支える高い作画レベル。どれをとっても非の打ち所のない作品…

進撃の巨人 #25 壁

エレン@梶裕貴とアニ@嶋村侑のラストバトル。もう声も出ないほどの圧倒的迫力、圧倒的クオリティ。1人で戦った女型に対して仲間と共に戦ったエレンが勝つのは必然か。硬化してしまったアニだが、死んでいないということはそのうち何らかの形で再登場する…

進撃の巨人 #24 慈悲

ストヘス区での対女型戦。ここんとこずっと女型の巨人との戦いな訳だけど、様々なシチュエーションに加えて瞬きするのも惜しいほどのクオリティで見せてくれるので全く飽きることがない。今回も女型の正体がわかった上でその動きを見るとかつて仲間だった調…

進撃の巨人 #23 微笑み

壁の中でぬくぬくと毎日を生きている特権階級・憲兵団の腐敗ぶりを見せられた後で、エレン@梶裕貴たち調査兵団の真剣な目つきを見たらそりゃあアニ@嶋村侑も協力したくなる気持ちはわかるな。 が、それ以降の展開にはまるでついていけない感じ。どうして地…

進撃の巨人 #22 敗者達

リヴァイ@神谷浩史の活躍により、見事エレン@梶裕貴は救出できたものの、この死体の山と成果物なしという結果からするに、大敗北だな。 今回は壮絶な撤退戦。隊員の1人はリヴァイとスミス@小野大輔に人間らしい感情はないのかと問い詰めたけど、組織を運…

進撃の巨人 #21 鉄槌

どんなにキャラクターを描いても、どんなに仲間同士の絆を描いても、死ぬときは一瞬で死ぬ。現実世界だとごく当たり前のことだけど、それを物語の中枢の人物でやってのけるからこのアニメはすごいんだろうなあ。エレン@梶裕貴は自分のせいでみんなが死んだ…

進撃の巨人 #20 エルヴィン・スミス

仲間100人の命か、全人類の命か。冷静に考えてみれば全人類の命だろうけど、ここでそれを選択できるスミス@小野大輔の胆力はたいしたものだ。これほどの人物が率いていても敗北続きと言うんだから巨人の強さがうかがい知れる。 女型の巨人の中の人は辛くも…

進撃の巨人 #19 噛みつく

リヴァイ隊の面々はどうも最初からエレン@梶裕貴を仲間として認めていることに違和感があると思っていたが、なるほど、既にエレンが巨人化したところを目の当たりにしていたというわけか。 かみついても巨人化しないのは、エレンが乗り気じゃなかったからだ…

進撃の巨人 #18 巨大樹の森

技術レベルがそこまでいたっていないから仕方がないんだけど、やはり信号談によるコミュニケーションがうまくいっていない印象。だから知性では互角、パワーでは圧倒的な女型の巨人に蹂躙されてしまってるわけだな。けど、団長からの指示が届かないのはとも…

進撃の巨人 #17 女型の巨人

壁外でアルミン@井上麻里奈が遭遇した女型の巨人。ひとめで知性がある動きと表情はなかなかうまい演出。ギリギリの戦いもさることながら、その意図が読めない動きを予想することも非常に盛り上がる。エレン@梶裕貴を探しているのは明白だが、その意図はエ…

進撃の巨人 #16 今、何をすべきか

訓練兵の進路決定。成績優秀な奴が一番安全なところに行けるというのは疑問に感じないでもないが、まあ仕方のない面もあるのだろう。そして訓練兵の間に巨人の恐ろしさと仲間の死、人類の勝利、そして同期のエレン@梶裕貴の活躍を目の当たりにした今年の訓…

進撃の巨人 #15 特別作戦班

調査兵団のハンジ@朴璐美。第一印象はどうしようもない変人でマッドサイエンティスト。そりゃあ、巨人の頭蹴っ飛ばしたり、捕まえた巨人に名前を付けたりしてるんだもん、変人にしか見えないよなあ。ハンジが巨人の事を話している様子はまるで家の猫の話で…

進撃の巨人 #14 まだ目を見れない

エレン@梶裕貴の処遇を巡っての軍事裁判。……というよりは、この世界でもぬくぬくくと安全なところにいる特権階級は自分のことしか考えていないということがわかったエピソードのように思えた。 結果的にエレンは特権階級空は最も遠い調査兵団所属になったの…

進撃の巨人 #13 原初的欲求

己の使命を取り戻したエレン@梶裕貴を自分の命を賭して守り抜く兵士達。壮絶な戦いはまるで最終回みたいな盛り上がりで、人類は史上初めて巨人から領地を奪還したんだけど、たしかに被害は甚大で、喜んでいる場合じゃないのはよくわかる。ここでエンディン…

進撃の巨人 #12 傷

やはりアルミン@井上麻里奈は要所要所でいい仕事するなあ。 エレン@梶裕貴の首筋からエレンを匹刷り出すのかと思ったんだけど、そうじゃなくてブレードをマイク代わりにしてエレンに語りかけるというのがいかにもアルミンらしい。そして作戦を中止しなかっ…

進撃の巨人 #11 偶像

恐怖によって恐慌状態に陥っていた兵団をたった一言で鎮めたピクシス@田中正彦はやはりただ者ではない。しかも兵士達を恐怖ではなく希望を持って戦わせるというのだから恐ろしい。エレン@梶裕貴を軍の試作兵器だと言ってのけたり、する聡明さがある一方で…

進撃の巨人 #10 応える

気持ちだけが先行してしまうエレン@梶裕貴、ときに見境がなくなってしまうミカサ@石川由依と共にいて、常に冷静にものがとを考えられるアルミン@井上麻里奈がいかに得がたい人物かを知ることが出来るエピソード。彼が3人の命を背負って防衛隊と相対するシ…

進撃の巨人 #9 左腕の行方

兵達に囲まれるエレン@梶裕貴達。そりゃそうだ。巨人に食われたかと思ったら別の巨人の中から出てきて生きてるんだから、だれだって本当に人間なのか疑いたくなる。あの場面で隊長を責めることは出来ないな。そして絶体絶命の時に巨人へと変身してミカサ@…

進撃の巨人 #8 心臓の鼓動が聞こえる

奇行種を囮にして本部まで到達するという作戦も大概緊迫感があるが、その後の屋内での同時攻略の緊迫感が半端ない。しかし、あのくらいの大きさならば転ばせてから弱点を狙うというのが攻略法として確立できそう。ここまで絶望感が半端なかったから本部を奪…

進撃の巨人 #7 小さな刃

皆を挑発して奮い立たせるミカサ@石川由依だったが、それはどう考えても死にに行っているようにしか見えない。事実、巨人を目の前にして完全に諦めきっており、その気持ちはわからないでもない。そこで死ぬとエレン@梶裕貴の子とも思い出せなくなると蘇っ…

進撃の巨人 #6 少女が見た世界

巨人を一撃の下屠るミカサ@石川由依。その過去話。 さらわれたミカサを救ったのがエレン@梶裕貴で、そのエレンの姿を見てミカサも目覚めたということだが、エレンはどこであの正義感を身につけたのだろうか。ひとつだけ言えることは、あの世界では強くなけ…

進撃の巨人 #5 初陣

巨人が攻めてきたときの絶望感、死地へ旅立つ恐怖、仲間が食われた怒り……めまぐるしく移り変わる感情がこれ以上なくダイレクトに伝わってくるものすごい演出。 しかし、それらを全て吹っ飛ばしてしまったのが後半の怒濤の展開。あの頼りになる仲間たちが全滅…

進撃の巨人 #4 解散式の夜

更に2年が経過。時間のぶっ飛びようが半端ないけど、それだけ早く物語の核心に近づいていくってことで歓迎したいところ。 実力があるほど現場から離れていくというのは現実世界でも良くある矛盾だ。それに反抗するように前線へ希望するエレン@梶裕貴。そし…

進撃の巨人 #3 絶望の中で鈍く光る

いよいよ軍に入隊したエレン@梶裕貴。入隊からの2日間の侵入隊員たちとのやりとりで、このあとの戦いにおいて頼りになる奴、足を引っ張る奴が見事にわかるように描かれている。気力だけは一人前のエレンだったが、立体機動の才能がない……と思わせておいて、…

進撃の巨人 #2 その日

一人でも多くを逃がすとか、せめて子供だけとか、自分だけ先に逃げるとか、そういうのが馬鹿らしくなるくらい、巨人の存在感は圧倒的で、人類が絶望してしまうのも、25万人の兵力が全滅してしまうのも理解できる。 そんな中、巨人への復讐を誓うエレン@梶裕…

進撃の巨人 #1 二千年後の君へ

原作未読。人類の天敵たる巨人に壁の中に追いやられてしまった世界が舞台ってとこか。 画面の密度が半端ないっていうのが第一印象。外から戻ってきた軍人達の絶望感や疲弊も半端ないな。それだけでこの世界の置かれている状況がわかる。 その割に、街は発展…