凪のあすから

凪のあすから #26 海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。〜Earth color of a calm〜

奇跡のオンパレードは嫌いだが、この話の場合は大本が神様の起こしたものだから仕方がない。それにしても結局は大いなる勘違いという、最後まで人騒がせな神様だったんだなあ。 それはともかく、あるべき所に人は戻り、想いが届かなかった者もしっかりと区切…

凪のあすから #25 何度でも

光@花江夏樹とまなか@花澤香菜の気持ちが通じ合っていることを確認して泣き崩れる美海@小松未可子。美海に手をさしのべてくれる人がいないだけでも心が痛むのに、それに加えて海神に囚われてしまうのはあまりにかわいそうだ。まなかと美海の気持ちが似て…

凪のあすから #24 デトリタス

美海@小松未可子も光@花江夏樹もちさき@茅野愛衣も誰かのために自分の気持ちを押し殺して、第三者から見ると馬鹿だなあと思うけど、当人からすればどうすればいいのかわからないというのはあるだろうなあ。そんな中で自分の気持ちにずっと正直だったさゆ…

凪のあすから #23 この気持ちは誰のもの

好きな気持ちがない方がいいというちさき@茅野愛衣の言い分も、好きな気持ちがなきゃダメだというさゆ@石原夏織の言い分も、どちらもわかるが、意見が異なる相手に『気持ち悪い』という光@花江夏樹はまるきり子供だな。このほかにも、紡@石川界人とまな…

凪のあすから #22 失くしたもの

モテないから女なら誰でもいいとあてがってもらった女は他の女への気持ちが断ち切れず、仕方なく手放したけど、そのせいで世界滅亡の危機になるとか、海神様とやらはろくでもない奴だな。おまけにまなか@花澤香菜から人を愛する心を奪っていくとは、これが…

凪のあすから #21 水底よりの使い

まなか@花澤香菜が目覚めて一気に物語が進むのかと思ったが、意外にも穏やかな日々が訪れるのはまなかのキャラクターゆえだろうか。しかし、この穏やかな日々がどう考えても一瞬のモラトリアムにしか見えない。ラストの紡@石川界人は異変の始まりなんだろ…

凪のあすから #20 ねむりひめ

目覚めないまなか@花澤香菜と諦めない光@花江夏樹。まなかの枕元に増える晃@石上静香の絵と何もない光の部屋というのが細かいところだけど現状をよく表現してるのではないかと。目覚めて欲しいけど目覚めて欲しくないという美海@小松未可子の気持ちはわ…

凪のあすから #19 まいごの迷子の…

ちさき@茅野愛衣から見た要@逢坂良太は5年ぶりだけど、要からするとちさきは突然紡@石川界人と仲が良くなっているみたいに見えて気分は良くないだろうな。しかもちさきはここに及んで光@花江夏樹への想いを再確認してしまう始末で、想いが全員一方通行に…

凪のあすから #18 シオシシオ

5年ぶりのシオシシオ村。光@花江夏樹には悪いけど、全体的に死の町、それも大量破壊兵器で一瞬にして全滅させられた町のように思えた。自宅で1人横たわっている光の父は寂しげで印象的。全体的にゲームの後半のような展開だったように思える。 海の中でも大…

凪のあすから #17 ビョーキなふたり

美海@小松未可子もさゆ@石原夏織も、病気だと言いつつも自分の気持ちに正直に、前向きに進んでいっているのは好感が持てる。要@逢坂良太と再開したさゆの表情は最高だった。 でも同じ家に住んで、一緒に海の中に入れる美海と、その現場にすら居させてもら…

凪のあすから #16 遠い波のささやき

美海@小松未可子と光@花江夏樹の絡みは完全にメイン級のそれだが、それを見せつけられるさゆ@石原夏織はたまったもんじゃないな。2人がケンカをして仲直りをするという微笑ましいエピソードだけど、これがモラトリアムに過ぎないことは見ている人みんなが…

凪のあすから #15 笑顔の守り人

目覚めた光@花江夏樹、5年経って追いついた美海@小松未可子、5年経っても変わらなかったちさき@茅野愛衣、ちさきと一緒に暮らしている紡@石川界人、未だ行方不明のまなか@花澤香菜。5年経って人間関係がかなり複雑なことになっていて先が全然読めない。…

凪のあすから #14 約束の日

いきなり5年後に舞台が飛んで面食らっているところで少しずつあの後何が起こったのかを明かしてくれるというのは面白い。唯一、地上に残って陸の人たちと時間を共にしたのがちさき@茅野愛衣だったというのがなんとも皮肉。そして紡@石川界人と一緒に暮らし…

凪のあすから #13 届かぬゆびさき

お船曳きが思ったよりも大がかりなお祭りで驚いた。子供達だけじゃ無理だって言われる訳だ。 お船引きの行われる最中に次々眠りに就く海の人々というのは結局和解を果たせなかったことを物語っている訳で寂しい。そこでハプニングが起こり、少年少女達の想い…

凪のあすから #12 優しくなりたい

ものの見事に全員の気持ちの矢印が一方通行で、ようやく番組スタート時に期待した展開になってきてくれた感じで大変満足。第1話と同じラストシーンをここに持ってきたのはニクいねぇ。 ところで光@花江夏樹はご飯を食べていても冬眠の準備が進んでいるみた…

凪のあすから #11 変わりゆくとき

うろこ様@鳥海浩輔が何を考えているのか、あるいは本当に打つ手なしなのかはわからないが、頑なであればあるほど滅亡が待っている陸の人たちと、彼らと共に時間を過ごそうとした人たちの団結が強くなっていくのは必然的だ。このままお船曳きがきっかけとな…

凪のあすから #10 ぬくみ雪ふるふる

氷河期が来て人類は滅ぶから冬眠してやり過ごすって……なんか唐突すぎてついて行けていないんですが(笑)。しかも、海の人たちはともかく、陸の人たちも普通に信じちゃってるし。まなか@花澤香菜も光@花江夏樹も眠ることに強行に逆らっているようには見えな…

凪のあすから #9 知らないぬくもり

お船曳きの準備を一緒にするなどして仲の良さそうに見える紡@石川界人と光@花江夏樹達だが、ほころびがそこかしこに見える。光がまなか@花澤香菜を諦めきれないのはしょうがないとして、紡の誰にでも優しくするのはあらぬ誤解を招きそうだ。 とはいえ、村…

凪のあすから #8 たゆたう想いのさき

みんなで電車に乗って街へ。みんなで美海@小松未可子のために買い物につきあったり、光@花江夏樹のために海から水を持ってきたり、好きの人のために自分は身を引いたりとみんないい奴すぎる。このほのぼのとした日々が続けばいいと思うが、そうもいかなそ…

凪のあすから #7 おふねひきゆれて

クラスの皆ともいい感じに打ち解けて、一緒にお船曳きをやろう!っっていうことで、心温まるエピソードになると思ったのに、肝心の大人達がどうしようもなくて困った状態。『言葉が通じるからわかり合えない』というのはある意味真実でもあるが、それを乗り…

凪のあすから #6 巴日のむこう

海の中は服着てるのに、プールに入るときは水着なんだな。 三角関係状態でぎこちなくなってしまったまなか@花澤香菜とちさき@茅野愛衣。まなかが常にちさきのことを気にかけているのにちさきはそっけないというのがいかにも三角関係といった感じでいい感じ…

凪のあすから #5 あのねウミウシ

他人のためを思って身を引こうとしても、自分が納得していなければ結局の所誰も幸せになれない、そんな話だった。あかり@名塚佳織はこれまで、十分な時間を美海@小松未可子と過ごしていたのだから、それを信じることによって全て開けるというのは個人的に…

凪のあすから #4 友達なんだから

紡@石川界人以外のクラスメイトとまなか@花澤香菜達はうまくいってない模様。子供というのは異分子を排除しがちなものだから、リアルな行動と言える。というか、紡が以上に大人びているんだよな。 今回のストーリーは光@花江夏樹とくだんのクラスメイトと…

凪のあすから #3 海のいいつたえ

あかり@名塚佳織の問題は、まなか@花澤香菜と紡@石川界人の将来に待つ障害を暗示しているだけかと思ったが、どうもそれだけではなさそう。あかりのキャラクターもちゃんと描いているし、紡の祖父が海の人ではないかという話もあり、物語全体を包む大きな…

凪のあすから #2 ひやっこい薄膜

陸の人間と結ばれたら村を追放されるという設定がどうも海と陸の人たちの関係性を表しているように思えるな。陸の人間は別に海の人間のことを気にもかけていないけど、海の人間は陸の人間に対して強烈な対抗意識を持っているみたいだ。それがこの三角関係の1…

凪のあすから #1 海と大地のまんなかに

海の中にも人間が住んでいるっていうのは面白いな。「テキオー灯」みたいな(笑)。しかも、ビジュアルでそれとすぐわかるというのはすごい。 物語はいかにも妹系の女の子と優しくて運動ができるイケメンの甘甘なストーリー……なんてのは全く期待していません。…