おおかみこどもの雨と雪

予告映像より

この映画のテーマを一言で言うなら「母は強し」。タイトルは「雨と雪」だし、劇中のナレーションも雪@黒木華の視点で行われるが、物語の中心はひたすら母の花@宮崎あおいであり、彼女のがんばりが徐々に実を結んでいくところを描くことに重点が置かれている。
物語はおおかみこどもとして生まれた雨と雪@西井幸人が成長して、それぞれの生き方を見つけ出すまでが描かれるが、人間と狼男のハーフならではの苦労と選択がしっかり描かれているのは好感が持てる。
しかし、「時をかける少女」のような脚本の妙があるわけでも、「サマーウォーズ」のような燃える展開があるわけでもなく、基本いい話ではあるんだけどそれ以上でもそれ以下でもなかったのは残念。どんどんジブリ作品っぽくなっていくのも個人的にはちょっと……
でもいい映画ですよ!

輪廻のラグランジェ season2 #3 鴨川エクスペリメント

主役メカを戦いではなくそれ以外に可能性を示すことで戦いを回避しようとする試みというのはなかなか斬新な試みだ。その試みに際して人間の強い感情というのは良くある条件だが、羞恥心がトリガになるというのもまた珍しい。そこでアステリア@金元寿子の口から出てくる無数の卑猥な言葉……エロゲか、これは!(笑)
それによって再び開いてしまう輪廻の扉と激怒するユリカノ。開いた扉を強引に閉じてしまうまどか@石原夏織の潜在能力もだが、その後出てきた生きてるっぽいユリカノ@伊瀬茉莉也も要注目だ。何気に面白くなってきたな。

境界線上のホライゾンII #3 土上の下り者

アルマダの海戦(アルマダのかいせん、英語: Spanish Armada、スペイン語: Grande y Felicisima Armada)は、スペイン無敵艦隊イングランド侵攻において、1588年7月から8月(旧暦7月)に英仏海峡で行われた諸海戦の総称。

アルマダの海戦 - Wikipedia

近く行われるアルマダ海戦。この戦いのトリガとなるのが史実だと同名のメアリという2人の女王であり、その史実を再現するために死ななければならないメアリというのが点蔵@小野大輔が出会った少女@堀江由衣なんだろうな。
後半はその戦いに備えた英国とベルトーニ@子安武人の交渉。見事な交渉術と神がかった土下座によって途中から交渉の立場が逆転するのは面白い。1期であったトーリ@福山潤と正純@沢城みゆきの戦いを彷彿とさせる。モノが腐りかけの肉というおマヌケな部分はあるけど、実に見応えのある交渉だった。

AKB0048 #13 笑顔のために

撃たれる覚悟で芸能禁止の星、ランカスターに戻って皆に絵歌と踊りと笑顔と希望を与える。今回の展開はこのアニメのコンセプトをそのまま体現したかのようなものだ。少々超常現象の類が多くてついていけない部分もあるけど、基本的には王道かつ燃える展開。
今回ステージに立った全員にセンターノヴァの資格があるということで、それを受けての第2期告知と総選挙ってことなんだと思うけど、それって人気投票の結果によってアニメの展開が変わるってことだよね。それってどうなんだろう……。まあ、AKBらしいと言えばそうなのかもしれないけど、個人的には総選挙っていう言葉がすでにネガティブになっちゃっているもので。

人類は衰退しました #4

漫画の世界に入ってしまったわたし@中原麻衣たち。そこで漫画のルールをネタにして進んでいくストーリー展開は新しくてなかなか面白い。読者の数に応じて画面の明るさが決まるというのは斬新だな。
で、人気を保ったままエンディングを迎えることによって外に出られるという図式だったんだけど、人気が出すぎても某少年漫画のようにダラダラと引き延ばして終わらせてもらえなくなるから、打ちきりでバッサリ終わった方が結果的に良かったのではと思う。

スマイルプリキュア! #24 プリキュアが妖精になっちゃった、みゆ〜!?

エピソード間のつなぎ的なお話。メルヘンランドにあわせて妖精の姿になるみゆき@福圓美里たちはなかなかいい感じ。妖精になってもやっぱりやよい@金元寿子はかわいいなあ。
後半になるとパワーアップしたアカンベェが攻めてくるわけだが、ここから先はいつものプリキュアでちょっと残念な感じ。せっかく前半妖精だったから妖精のままプリキュアになってくれれば良かったのにと無責任なことを書いてみる(笑)