乙女はお姉さまに恋してる #12 ラストダンスは永遠に

taske2006-12-24

特に何が変わるわけでもない、現状維持のエンディング。大仰になってしまうわけでもなく、無駄に壮大になるわけでもない飾らない話の作りには好感がもてる。瑞穂@堀江由衣が男であることを知ってしまった貴子@たかはし智秋の説得にまりや@浅野真澄を使うのはまっとうな流れだけれど、これまでさんざんほのめかせていたまりやと貴子が似ているということを本人たちに自覚させてすべて「なかったこと」にさせるのは非常にすっきりした流れだ。エピローグでその後のエピソードが描かれていてここで終わりにするのはちょっと惜しいかなと言う気がしないでもないが、それくらいで終わるのがいいのかもしれない。
実はこの「おとボク」、昨年末の「ラムネ」以来1年ぶりに最後まで観ることのできたエロゲ原作アニメだったのだけど、エロゲ原作にありがちな「エロゲ村」とでもいうような「原作未プレイお断り」という閉じられた雰囲気がない、エロゲが苦手な人でも入りやすいアニメだった。ただ、瑞穂が男であることや、「エルダー」など、あまり設定を生かしきれなかったのが残念だな。

ウィンターガーデン 後編

前編とノリ違うし(汗)
至ってまっとうな恋愛モノだった前編とは異なり、ややコミカルになった後編。前編では声を聞くまで誰だかわからなかったでじこ真田アサミぷちこ沢城みゆきも後編ではちゃんと名前で呼ばれているが、この世界観で『でじこ』『ぷちこ』の名前は浮いてるなぁ。でじこ恋愛模様を描くと言うよりはでじこぷちこの日常生活を描いているようなんだが、でじこソフトボール部から軽音楽部に移籍した理由など、キャラクターの行動に動機付けがされておらず、唐突で行き当たりばったりなストーリー進行。ってそこで終わるの?どうも長い話のダイジェスト版を見せられた感覚しかない。
これなら「シュガー」の特別編やってくれた方が良かったなぁ。

ローゼンメイデン・オーベルテューレ 後編

真紅@沢城みゆきに支えられ、すがり、笑みをこぼす水銀燈田中理恵が悲しみと怒りに染まっていくさまと真紅が水銀燈に怒りを募らせていく課程が非常に丁寧に描かれていた。水銀燈が異常に嫌悪する『ジャンク』という言葉も出てきて、サイドストーリーとしてとても良くできた展開。
ウィンターガーデン」「ローゼンメイデン」と真田アサミ沢城みゆきアワーだったけど、できはこっちの方が断然良かったな。

はぴねす! #12 幸せの魔法

原因と結果の因果関係がメチャクチャだし、わざわざ10年前のエピソードやら本当の母親やらの設定を持ち出したくせに何の役にも立っていないし、そもそもどうして白い髪の人は雄真@大原崇に力を託したのか不明だし、すもも@後藤麻衣が目覚めたのもご都合主義的だし、いったい何がしたかったんだ?無理やり壮大な話にして盛り上げようとしたようにも、複数の話を無理やりつなげた結果辻褄が合わなくなってしまったようにも見える。
前半は比較的キャラが立っていて好印象だったのに後半はボロボロ。無理にシリアス仕立てにしてラスト盛り上げる必要はないと思うんだがなぁ。あと、全体的に声優が微妙。いや別に有名声優使えばいいってモノじゃないとは思うが、適材適所ってもんがあると思うんだよね。

おとぎ銃士 赤ずきん #26 赤ずきんVS白雪姫

白雪姫@立野香菜子、黒雪姫になるの巻。
操られた白雪姫と赤ずきんの戦いはなかなかクオリティ高い。その後の3銃士の息のあった申し合わせもよく考えられている。眼鏡を外すと本気モードとはなんてわかりやすいと思ったが、騙されたよ(笑) いばら姫@沢城みゆき赤ずきんと間違えたり、ヴァルをりんご@釘宮理恵と間違えるのはお約束ながらも笑える。凍ったヴァルをりんごだと思ったってことは、白雪はりんごをマジで凍らせようとしたのか(汗)
マレーン@桑島法子が草太@三瓶由布子にヒントを与えるのはちょっと無理がある展開だな。白雪はメガネとった方がいいぞ。その点に関しては暗黒魔法に同意だ!

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! #39 ハッピークリスマス☆ビビンとなかよし計画

ファイン@小島めぐみとレイン@後藤邑子に染められていくビビン@白鳥由里がおいしすぎですよ。光と闇の狭間に揺れ動くビビンの葛藤がとてもよく表現されており、彼女の好感度を高めるのに一役買っている。おかげでアンハッピーの種を植え付けても悪役という感じがしない。悪役を作らないアニメとして非常に良くできた展開だ。ハナメガネのソフィー@佐藤利奈アルテッサ水橋かおりもグー。