吉永さん家のガーゴイル #1 吉永さん家の石ッころ

taske2006-04-04

ガーゴイル若本規夫。この人は既にどんなシリアスな場面でも笑いがこみ上げてくるネタ声優になってるような気がするが……ま、いっか。
サブタイトルとは裏腹に第1話はエイバリー少尉と美森@稲村優奈の話。吉永家の面々の紹介もそこそこにエイバリー少尉の話を進めるのはどうかと。そのエイバリー少尉の話も結構かっ飛ばして進めている感がする。原作モノでありがちな原作エピソードを消化するので精一杯な話になってしまわないかとすごく心配。
作画は全く動かないガーゴイルに対応しているのかいないのか双葉@斎藤千和を始め非常によく動いていて◎。美森もママ@浅野るりも萌える。ってママ声優いるのかよ!

女子高生GIRL’S*HIGH #1 女子高生はバカである。

キタキタキタキター!!
ふたご姫」「ハルヒ「ARIA」スクラン」「ガーゴイル」と春の新番組は強力なのばっかりだな。とか思っていたところに来ました!隠しようもなく漂ってくるクソアニメの香り。何の面白みもないシナリオに1話のわりに微妙すぎる作画、パンツの大安売り。これをクソアニメといわずに何をクソアニメというのだろうか。
なんていうか、時々無性にマクドナルドのクソまずいハンバーガーを食いたくなるような、クソゲーだと知っていて買うゲームのような、そんな需要を満たしてくれる愛すべきクソアニメだ。褒めてますよ?クソアニメと開き直ったふじもとよしたかは強いなー。

シムーン #1 堕ちた翼

「女子高生」が愛すべきクソアニメならば、こちらは正真正銘のダメアニメ。
基幹テクノロジーは何なのか、誰と誰が戦っているのか、彼女達は何故戦うのか、そもそも主人公は誰なのか。作品世界を全く理解させるつもりがない、駄目な同人誌のようなアニメ。もしかして1話は説明なしでつかみを行い、後に説明をするのかもしれないが、それならば能登麻美子声のナレーションを筆頭とした専門用語で煙をまくような会話はすべきではない。キャラの立ち位置もできの悪いエロゲのようで、しかもあざといまでの女同士のキスシーンは引くばかり。
自己満足だけで作っているのか、そもそもその才能がないのに無理やり背伸びして重厚長大な物語を作ろうとしているのか。BGMはどこかで聞いたフレーズが入っているおかげか、わりとクオリティ高めなんだけれど画面とまるであっていない。

ストロベリー・パニック #1 櫻の丘

マリみて」にあてられたようなアニメがまたひとつ。男が女になった「かしまし」異世界戦争ものの「シムーン」と比較してこの「ストロベリー・パニック」のなんとストレートなことか。安直な企画と安直なキャスティング、そしていつもの電撃らしいキャラクター設定。まるでスクリプトで作ったようなアニメだ。スール制度はありませんか?封印の獣はいませんか?(笑) 中原麻衣清水愛坂井久太キャラ以外にも何か見どころをくれ!
観るつもりはなかったのだけれど、「シムーン」があまりにアレだったので急遽おまかせ録画の中からひっぱってきたのは内緒だ(笑)

交響詩篇エウレカセブン 総括

第49話、そして第50話の感想はこちら
面白かった。面白いか、ネタとして面白いかのどちらかでないととても1年を通じで連続ものノのアニメなんか見ることはできないから、やっぱり1年を通して面白かったんだ。
確かにレントン三瓶由布子ゲッコーステイトのメンバーになってからニルヴァーシュspec2が登場するまでの間、非常に長い中だるみがあったことは否定できない。あそこでもう少しレントンゲッコーステイトの関係を濃密に描いたり、ドミニクやアネモネ小清水亜美を魅力的で強力なライバルキャラとして演出したり、別のライバルキャラを出してみたり物語に工夫をしてくれれば更に良くなったとも思う。
しかし、ニルヴァーシュspec2の初登場シーンや、アクセルがニルヴァーシュのリフボードを届けるために崖からダイブしたり、アネモネの叫びに応えたドミニクが空から降ってきたり、「7時20分の奇跡」とも呼べる背筋が寒くなるようなシーンをいくつも見せてもらったことで帳消しになった。
レントンエウレカ名塚佳織の物語も状況によって度々変更される二人のキャラクターデザインによって魅力的に演出され、あくまでレントンの成長と恋の物語であるという物語の主軸がぶれなかったことはとても高く評価できる。
しかし不満もある。前出の物語の中だるみもそうだが、もっとも大きな不満は物語中盤以降レントンが全く戦いをしなくなってしまったことだ。戦いを否定するのはかまわないが、それがあまりに容易に達成されてしまい、ただ「戦闘のないロボットアニメ」になってしまったのは非常に残念。戦いを否定する気持ちはアムロにもあったわけで、それでも戦いに巻き込まれながらどう解決するかというところにキャラクターの魅力を感じるのではなかろうか。
とはいえ、放映開始当時、深刻なロボットアニメ不足に陥っていた私にとって「エウレカセブン」と「アクエリオン」の存在は非常に大きかったことは間違いない。「Zガンダム」が終わり、「エウレカセブン」が終わった今、またロボットアニメ分が不足すると思うと少し寂しくもある。