まおゆう魔王勇者 #12 「待たせたな、わたしの勇者」「寝坊しすぎだ、おれの魔王」

最終回。なんだが、なぜここで最終回なのか全く理解できない。魔王@小清水亜美と勇者@福山潤が再会して、人間同士の全面戦争は回避されて、魔族との戦いにも和解の光が差してきた。強いていえばここからなんじゃないか?結局最後まで構成の粗が目立ったアニメだった。

総評

ファンタジー世界に現実世界の出来事を当てはめるアイデアは面白いと思う。農地改革、宗教戦争、世界大戦、医療改革など、現実世界で起こった出来事が次々起こるのは楽しい。が、全編あらすじのような展開でイベントごとにつながりがなく、また突拍子もない展開があまりに多すぎて理解が追いつかない。
こういう「とりあえず1クールに詰め込めるだけ詰め込むアニメ、観たなあ」と思って記憶をたどってみれば、ファミ通文庫のアニメがそうだったと思い出す。ああ、これもエンターブレイン刊行作品だ。素材はいいのに料理が最悪。