機動戦士ガンダムUC #6 宇宙と地球と

PVより

コロニーと月で経済共栄圏を作り、地球を蚊帳の外に置くというフロンタル@池田秀一の考えは確かにかつてのジオン・ダイクンやシャア・アズナブルの考えはほど遠いものだ。しかし現実的でもある。ミネバ@藤村歩の言うように、将来の以降を残す可能性もあるが、武器を持って戦うよりも経済で戦う方がいくらかましだと思えるのは自分が今この時代に生きているからだろうか?フロンタルとミネバの意見の対立は歩み寄れるものではなく、この両者が決裂するのは当然の流れだが、その考えがかつてのダイクン家とザビ家とは入れ替わっているのが面白い。
一方、人の可能性を信じる立場のバナージ@内山昂輝。その立ち位置は戦場にいながら戦いを回避する方法があることを信じて止まなかったアムロカミーユに通じるところがあり、これこそまさに「ガンダム」主人公の王道、ニュータイプの進むべき道ではなかろうか。