氷菓 #11 愚者のエンドロール

大本の脚本を書いた本郷については私も気になっていた。夏休みに倒れて秋の文化祭まで脚本について聞くこともできないってどんな重症だよと思っていたが、脚本を下ろされたか、奉太郎@中村悠一の結末を見て心が折れてしまったのかと思っていた。まあ半分正解ってところだろうか。
よくわからないのは入須先輩@ゆかなに探偵役ではなく脚本家として扱われていたと知った奉太郎が何故あそこまで憤慨したのかということ。確かに入須先輩の行動は不愉快ではあるが、そこまで怒ることは解せない。更にいうと入須先輩は何の根拠をもってあそこまでの強権を発動させていたのか。話の大筋が面白いだけに、こういう根本的な部分が気になるのはとても残念。
『解答に合わせて問題をねじ曲げていた』のはこの物語のような気もするっていうのは穿ちすぎか?