図書館戦争 #12 図書館ハ誰ガタメニ

taske2008-06-27

最終回。周囲の状況に無反応になってしまった堂上@前野智昭と、世論の逆風に苦しむ図書隊が立ち直っていく、エピローグ的なエピソード。終わり方としてはまあ無難なところだと思うが、堂上は普通に昏睡状態だったほうがわかりやすかったのでは?実弾で撃ち合うという世界のくせに名前のあるキャラが死ぬようには見えない物語なので緊迫感がないのは残念。
ラストカット(郁@井上麻里奈が転んで堂上に倒れかかる)、あれは無いわ。

総評

検閲があるという世界観、検閲と表現の自由の戦いというテーマ、「図書館戦争」というタイトル、どれをとっても面白そうに感じるのだけど、それらに内容が全て負けてしまっている。特に陳腐で説得力の全くない世界観が致命的で、何をやってもおままごとか、サバイバルゲームにしか見えないのは致命的。
郁や柴崎@沢城みゆきを始め、キャラクターたちは魅力的に描けていたので、世界観の破綻のない自衛隊とか警察とか消防とか海上保安庁のような組織でのラブストーリーでも良かったのでは。
そういえば明確に「敵」として登場した手塚@鈴木達央の兄も消化不良のまま退場してしまったなぁ……