BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜 #13 Rosmarinus

taske2007-12-28

最終回。絶体絶命のブルーを間一髪で救うアザナエル折笠愛やツバエル@後藤邑子だけを逃がし、一人静かに散っていく萩乃@沢城みゆきなどのシーンはわかっていても手に汗握る。マリ@矢島晶子と萩乃がベタベタしすぎて気持ち悪いとか、手負いのブルーが敵艦隊を圧倒するのが説得力に欠けるとか、主役のマリが全然物語に関与してないとか、細かいところが気になってしまうのは残念。
しかしもっとも残念だったのはどう考えても尺不足のため盛り上がりに欠ける後半だったこと。なんせ先週の放送終わるまで2クール番組だと思っていたくらいだから(笑)

総評

全くのノーチェックだったわりにしっかりSFしていて、近年の萌え一辺倒のアニメの中で埋没されてしまったけど意外に良作だったので個人的に満足。日常と非日常のメリハリがはっきりしていて、危ういバランスで成り立っている日常生活をよく表現していた。サブキャラクターのエピソードもきちんと描かれていて単なる背景にとどまっていなかった点も好感持てる。
ただ、上にも書いたように明らかに尺不足で風呂敷をたたむだけで精一杯だった駆け足エンディングは残念。もっとも、風呂敷をたたむことすらできないアニメに比べれば上々なんだろうけど(笑)