機動戦士ガンダム00 #11 アレルヤ

グラハム・エーカー中村悠一モビルスーツの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ』

旧作を意識しているのはわかるんだが、出し方が不自然なのでパロディにしか見えない。旧作のセリフ回しを意識せず、自らの力で名言を残してもらいたいのだが……
『誰も殺したくない』と言いつつ人革連への攻撃を立案するアレルヤ吉野裕行も、『撃ちたくない』と叫びながら超兵機関へミサイルを撃ち込むアレルヤも、ただ矛盾しているようにしか見えない。全体的に登場人物が機械のパーツのように扱われていて血が通っているように感じられない。2つの人格の狭間に悩むアレルヤもただ苦悩しているふりをしているように思える。キャラクターあってのストーリーだと思うのだが、キャラクターが全く不在でストーリーを進めているように感じられて、非常に冷たい印象しか持てない。
全体的な低調なストーリーの中、唯一ほっとさせるのがルイス@斎藤千和のエピソード。日本食の腕前は意外にもかなりのもの……と思ったらやっぱり沙慈@入野自由でしたか(笑)。毎回1分程度の出番なのに一番キャラが立ってるよ、この二人。