地獄少女 二籠 #14 静かな湖畔

これはすごい。絶望的な話揃いの「地獄少女」の中でも屈指の最悪エピソードだ(褒め言葉)
近所から謎の攻撃に遭う一家を延々と描きながら物語の鍵を握るのは彼ら一家ではなく別のところにあったという展開は意表を突いている。父親と母親@白鳥由里を失ったあげくそれこそ『なにもしていない』のに犯人にさせられてしまった少年@藤村歩。ここまで来るともう糸を引こうが引くまいが結果的に恨みの気持ちを持ったらアウトってことなんだろうか。そして糸を引いた当事者@松浦チエが何かの報いを受けたという描写が一切ないのがまた恐ろしい。
少年が何故『悪魔の子』なのか――結果的に世間ではそう見られるかもしれないけど――明かされなかったのは意図的?どっちみち気分悪いな。あ、このアニメで「気分悪い」は褒め言葉なんで(笑)