ゼーガペイン #25 舞浜の空は青いか

舞浜市上空での戦闘がアツい。ガルズオルムの編隊を次々叩き落すアルティール、そのゼーガペインを見上げるクラスメイト達、学校を守るミナト@井上麻里奈たちセレブラント、アビスとシン@ゆかなのアンチゼーガに一矢報いるクラスメイト達の熱い心、川原の弟達を守りながら戦うキョウとリョーコ@花澤香菜。序盤の迫力のない戦闘がまるで嘘のような進化の具合はガルズオルムの技術レベルが上がった証なのか、キョウたちが人間として成長した証なのか。
しかし敵として立ちはだかるはずのアビスとシンは結局最後までただの敵という記号でしかなかったことに猛烈に不満を覚える。アンチゼーガを撃墜しただけでは何のカタルシスも得られず、戦いが終結したようにはとても思えない。したがってその後の最終回に向けての展開もやや唐突に感じられる。
キョウと永遠の幻体であるシズノ@川澄綾子がキョウが実体化したことによって二度と触れ合えなくなったのは切ない。ここで多くを語らないのもまた良い。リョーコが感情を取り戻したシーンも静かで淡々としたところが逆に秀逸な演出となっている。