交響詩篇エウレカセブン #45 ドント・ユー・ウォント・ミー?

ユルゲンスの演説もドミニクの決意もどこかで見たようなシチュエーションの集まりではあるのだけど、感動的なBGMとそれまでの数々の状況、人々の想いが少しずつ集まってどこかで見たようなシチュエーションをはるかに超える重みと感動を与えてくれる。1年間に渡って少しずつまいてきた種がようやく花開きつつある感じで、残り2ヶ月となった「エウレカセブン」はさらに盛り上がるものになりそう。主人公達がその場にいないことが残念だが、その主人公たるレントン三瓶由布子エウレカ名塚佳織は何をすればいいのかまったく読めないな。
ゲッコーステイトが流すアンダーグラウンド情報が権力の弾圧にも負けず人々の間に広まりつつあるのは90年代の東欧諸国の民主化と同じプロセスで、強大な権力に立ち向かうアプローチとしては面白いな。ゲッコーステイトという集団の設定がここに来て生きている感じ。