蟲師 #17 虚繭取り

たとえば何らかの事情で生き別れになった兄弟がいたとして、別れた兄弟の帰りをひたすら待つ話があったとしよう。普通そのような話であれば最後ふたりは再会してめでたしめでたし。という流れになるだろうなと高をくくって観ているのだが、これが「蟲師」であれば話は別で、これまでの経験からもう二人は会えないんじゃ、と悲観的な想いしか湧いてこなくなる。しかもギンコに虚穴を案内されたとあれば自分が取り込まれるまで虚穴を探し続けるのではと怖い結末を思ってしまう。そういう点ではこのエピソードは「蟲師」らしくない終わり方だなあ、と。
蟲師たちの連絡手段、あれは携帯メールとメールサーバのはしりだね。