蟲師 #8 海境より

ん〜。今回は微妙。
霧の中に消えた妻を待ち続ける男が、それまでの仕事を生かして村人と打ち解けていくという話はいいんだが、肝心の蟲が何故彼の妻を連れ去ったのか、何故彼にだけ蟲が見えたのか良くわからない。
3年経って霧の中に再び船を出して妻と再会するわけだが、あれが果たして本当に妻だったのかはともかく、男の目の前で虫に変わってしまう姿を見せる意図も良くわからない。村人と打ち解けて帰るべき場所を得たにもかかわらず男は帰るべき方向を間違えたりもするし、村に帰りたいのか、妻を大事にしたいのか、どちらかはっきりさせたほうが物語としてはまとまりが良いのではと思う。
絵は相変わらず独特の雰囲気を持っていて素晴らしいので、こんな変なことを考えずにぼけーっと見ているのが正解なのかも。