BLOOD+ #2 魔法の言葉

血によって蘇る記憶と覚醒する力、そしてヘンな怪物。かなり荒唐無稽だ。いや、この手の伝奇ロマンは割と好きだけどね。小夜@喜多村英梨の覚醒時の声はちょっとヘタ〜な予感。前回時間をかけてお膳立てした割には呆気ない幕切れ。病院に収容された小夜が何も覚えていないってのはご都合主義な感じだな。小夜が自分の力を自覚する瞬間を劇的に演出する予定なんだろうけど覚醒しているときの記憶が無いのはともかく、その直前までの記憶も消えちゃってるのはどうもねぇ……そんな演出を施すものだから病院から逃げ出した後の小夜がどこまで思い出したのか不明瞭で、その心理状態が読みにくくなっている。もちろんわざとそうしているんだろうけどイマイチ効果的ではない。どうもゆっくり目な展開がまどろっこしい。そして小夜の顔はやっぱり地味キャラデザ。