BLOOD+ #3 はじまりの場所

ここまでがプロローグってところか。ジョージが小夜@喜多村英梨の眠っていた場所で彼女に語る自分の過去、妻子を失い、自暴自棄から立ち直り、カイとリク@矢島晶子を引き取り、小夜が目覚めるくだりはそれだけで宮城家が血はつながっていないけれど強い絆で結ばれていることが良くわかるし、ジョージの死(?)は小夜を戦地に赴かせるには十分な動機付けになる。カイが妹である小夜に固執するのもお互い天涯孤独の身であったからだろう。
と、シナリオは好調だったのだが、相変わらず物語のそこかしこに見え隠れする反米思想が正直鬱陶しい。押井守の入れ知恵か、「ガンダムSEED DESTINY」で捻れまくった反米思想を語ってしまった竹田逭滋のせいか知らんが、テレビアニメでそういうテーマ入れたければもっと奥深く、隠れたところにおいておくべきだと思うぞ。