交響詩篇エウレカセブン #23 ディファレンシア

水は低い方に流れると言うけど、まさにそれだな。
少女がヴォダラクだから別の病院に受け容れられないと聞いて例によって行き場のない感情をチャールズにぶつけるレントン三瓶由布子。相変わらず。相手がホランドならぶん殴られて終わりだな(笑)で、そのホランド。相変わらず肝心なところで誤魔化してる。悪い癖だ。てか、こういうことに関しては見かけによらずチキンだよな。雑談に見せかけてホランドを嬲るゲッコーステイトのメンバーだが案の定苛立ちを押さえられないホランド。早くリーダーらしいところを見せる機会を与えてあげてね(笑)
今回ヴォダラクが迫害されていることがよくわかるエピソードであるわけだが、目の前に現れる状況だけに視野を奪われて自分の想いだけで行動するレントンは以下にも無防備。痛い目にあってようやく自分のしたことの意味を理解して深い自責の念に苛まれる。そこに投げかけられる感謝の言葉は何よりもレントンの心に深い痛みを与えるのがよくわかる。そんなレントンを受容して諭すことのできるチャールズは大人だ。殺伐とした話の中にあって、レントンゲッコーステイトにいるときと同じぐらい真っ直ぐすぎる行動を『いいものだ』と言えるチャールズとレイ@久川綾の包容力は見る者を安心させる。
チャールズはレントンにとって間違いなく強敵たり得るだろう。展開としてはその日が楽しみだ。

作画 20 ★★★★ 脚本 20 ★★★★ キャラ 25 ★★★★ レイとチャールズの大人っぷり 15 ★★★

エウレカセブン