ウルトラマンマックス #13 ゼットンの娘

ゼットン登場ってことで否が応にも期待してしまうわけだが……冒頭レーダー網が完備されたことでユルみまくるDASHメンバーの描写はいくら何でもやり過ぎ。これじゃあ間抜け集団だ。超能力少女の説明シーンはリングのパクりインスパイアか。話はゼットン星人の登場まであっという間でテンポがいいのか説明不足なのかイマイチよくわからないまま展開していくのだが小田夏美@長澤奈央がトラックにはねられる辺りからやや迷走気味。ゼットン星人を父という夏美の言葉も意味不明だし、DASH基地に侵入する夏美の忍者コスも興醒め。さらにコバとショーンのお粗末なアクションがそれに追い打ちをかける。ゼットンのことを『ゼットン怪獣』と呼称したのも違和感あるなぁ。で、ゼットンは当然強いわけだがその強さがもうひとつ描き切れていない。お約束でバリアにすべての技を防がれるウルトラマンマックスだが、初代ウルトラマンのようにやられてしまうわけでもないしウルトラマンゼノンとやらが唐突に助けに来るほどの窮地という感じはしない。CM増やして時間が少ない中に目一杯詰め込んだ結果がこれか。その助けに現れるウルトラマンゼノンはのっぺりと剽軽なデザインがちょっと気になる。しかも弱い(苦笑)こいつなんのために出てきたんだよと思ったら、新しいおもちゃか〜〜orz『地球を頼む』と言い残して去っていくウルトラマンゼノンはなんのために地球を守っているのかもわからずそこにはウルトラマンの存在というものに対する思想は感じられず、ただ電通の戦略があるのみ。これで次回キングジョーか。全体的な構成からすると強力なラインナップってことなんだろうけど。

特撮 20 ★★★★ 脚本 10 ★★ キャラ 10 ★★

マックス