機動戦士ガンダムSEED DESTINY #35

今CSで「重戦機エルガイム」やってんだよね。劇場版やってる「Zガンダム」の前にやってた番組だから21年前の番組。で、こっちもちょうど主役機交代の時期なんだけど、これがまためちゃくちゃ面白いんだ。かっぱらってゲットしたエルガイムマーク2は調子が完全じゃないのにギャブレーとかネイみたいな魅力溢れる敵ががんがん襲いかかってくる。主人公・ダバには隠された信念がある(もちろん敵にもある)ので絶対に負けられない。だから完全じゃないマーク2でなく、使い慣れたエルガイムで出るんだけど、性能の差と物量、敵の作戦で追い詰められてエルガイムはぼろぼろ。そこでマーク2の登場と来たもんだ。これほど燃える主役機交代劇はないね。
もちろん戦闘シーンも毎回変わった手法で魅せてくれる。使いまわしもあるんだけどほとんど気づかないくらいうまく使ってる。
で、なんだっけ?ああ「ガンダムSEED DESTINY」か。
前の機体がやられたから次の機体なんてちっとも盛り上がらないし、おまけにその場で禅問答と来たもんだ。そこで言いくるめられたから脱走?お粗末な脚本だな。「信念」って言葉知らないのかね。一体陣営かえるの何回目だ、アスラン・ザラ石田彰は。普通1回で銃殺刑だ。
おまけに何の脈絡もなくメイリン折笠富美子と脱走してるし。ミーア@田中理恵に振られたからメイリンのところに行ったようにしか見えない。つうかメイリンアスランに惚れている描写なんてハイネ@西川貴教がいたころの1回きりだし、連れ出すならルナマリア坂本真綾の方がよっぽど流れ的に自然。
あらかじめメイリンが脱走するシナリオになっていたのだとしたら明らかにシリーズ構成の不手際だし、その場のノリで話作っているのだとしたら(本来ありえないことだがこのアニメならありえる)シリーズ構成の無能をさらけ出しているだけ。
おまけに新主役機デスティニーの初出撃は脱走兵の追撃かよ。さっぱり盛り上がんね。
ちなみに前出「エルガイム」でもダバの仲間レッシイが離脱するのだが、これはこのままでは勝てないという「信念」のもとに離れ、後にダバたちの強力な助っ人として再登場するから比較にすらならない。
グフが飛ぶのは違和感ありまくり。