マクロスF 総評
昨年12月に先行放送を観た瞬間にブルーレイで買うぞ!と決意したほどの期待のアニメ。
途中作画がヘタレたり、後半部分の展開が急ぎすぎだったり、そのわりには投げっぱなしの要素があったりと難はあったものの、キャラクター、メカニック、歌、シナリオ、作画の全てが高水準で、短編でもない、イロモノでもない、正統な「マクロス」の続編が25年かけてようやく出現してくれた感じ。今作ではマクロスギャラクシー側の事情が全く描写されておらず、消化不良気味なので個人的には劇場版では完結せず、マクロスの新しいステージとしてこの世界を広げてもらいたい。
「ガンダム」がかなりアレなことになりつつあるので、「マクロス」には熱く燃えるロボットアニメの系譜を継承していくれれば……って初代「マクロス」の頃は「ものすごく軟派なロボットアニメの異端」だったはずなのに、時代は変わったなぁ。
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #25 Re:
最終話。スザク@櫻井孝宏とカレン@小清水亜美、ジェレミア@成田剣とアーニャ@後藤邑子、そしてルルーシュ@福山潤とナナリー@名塚佳織の主張をぶつけ合いながらの戦いは正統なロボットアニメのクライマックスであり、非常に燃える展開。最終的にギアスの有無が勝敗を分けるのはこのアニメらしいわかりやすい展開。
そしてエピローグ。このアニメの着地点はもはやこれしかないだろう。最終的にルルーシュの前に立ちはだかるのは誰かと思っていたが、まあ予想の範疇でサプライズはないが無難なところ。ナナリーの腕の中で安らかな顔で死ねるルルーシュはある意味このアニメでもっとも幸せなキャラだったのではないか。スザクはもちろん、ジェレミアもすべて知っていたのだろうな。ラスト2回だけ切り出してみると非常にいいアニメだった。