輪るピングドラム #24 愛してる

taske2011-12-24

諸々の伏線は結局回収されないまま。いや、美しい作画と美しい音楽があって、他に何を求める、考えるのではない、感じるんだ。というメッセージはわかるんだけど、物語さえ面白ければ他の少々の不具合には目をつむれる私にとって、その逆というのはいささか受け入れがたい。ラスト、記憶を失った(というより世界が変わったので最初から存在していない)兄の記憶を呼び覚まして涙する陽毬@荒川美穂というのは定番だけど美しくて良いシーンだけどね。

総評

インパクト抜群の第1話だったけど、その後は回を追うごとにだんだん失速していった感じ。いや私がこのセンスについて行けなかっただけの話かもしれないけど。ラストの投げっぱなしとか、中盤の意味深な進行とか、「エヴァンゲリオン」が一世を風靡していた10年前ならまた評価は違っていたかもしれないなあ。