神様のメモ帳 #12 君と僕と彼女のこと

どういう仕組みなのかはともかく、感覚が鋭敏になっている中毒患者にしか売人が誰かわからないというのは物語のギミックとしては面白いな。自ら薬を服用して売人を捜す鳴海@松岡禎丞。その後の彩夏@茅野愛衣の兄をボコるシーンを含めて鳴海が彩夏を大事に思っていることがよくわかる。惜しむらくはこれ以前のエピソードでこの2人の仲のいい描写がほとんどなかったことか。彩夏が飛び降りる場所を学校の屋上にした理由は説得力に欠ける。命に代えても守るべきものではないと思う。ラストの目覚めの描写は個人的に蛇足だったと思うけど、これは賛否両論ありそうだ。

総評

GOSICK」がイマイチだったので、このアニメに期待したのだが、これも「GOSICK」同様、謎解きはほとんどなくて天才的な探偵役が全てお見通しという展開だったのが残念。おまけに事件解決のほとんどはヤクザ者による暴力的な解決だし、このジャンルのアニメに期待しすぎなのかなあ……