鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 嘆きの丘の聖なる星

アル@釘宮理恵が錬成陣なしで錬金術を使えるようになってから身体を取り戻すまでの間*1のサイドストーリー的な物語。
舞台はアメストリスと隣国・クレタとの国境の町テーブルシティ。ここでエド朴璐美とアルの新しい物語が繰り広げられるわけだが、虐げられた人々が大国に立ち向かう姿も、人の命を材料に作られた賢者の石を使うべきかの苦悩も、都市を巨大な錬成陣に見立てた仕掛けも、どれも本編で散々語られた物語なので、本編の縮小再生産にしか見えないのが残念。ラスボスもただのエゴイストで本編の敵役と比較しても存在感が薄く、結末もご都合主義的。個人的には残念な劇場版だったなあ。
マスタング三木眞一郎は出張ってきたはいいけど全く見せ場なしっていうのはある意味彼らしくてよかったのかもしれない(笑)

*1:原作11巻、45話の頃らしいです