最終回にアバンタイトルが復活しているのはなかなか嬉しい演出。
バレンタインイベントのデートに出かける祐巳＠植田佳奈と瞳子＠釘宮理恵。最終回はそれまでかたくなだった瞳子を知る旅というのは派手さはないが心に響くものがある。全てを祐巳に話そうと腹を決めた瞳子は清々しく、その表情はまるで憑きものが落ちたかのように軽やか。瞳子の全てを受け入れた祐巳とあわせて美しいものを決めてもらったという感じです。祐巳が瞳子にロザリオを渡す決定的なシーンが無かったのだけど、それはもう今更改めて描かなくてもいいんじゃないのという意味だと好意的に受け取っておこう。
総評
今回のシリーズは（ちょっと関係ないエピソードもあったけど）祐巳と瞳子の関係が少しずつ進展していくというテーマを全編通じて貫いてくれたおかげで非常に観やすいものとなっていた印象。正直始まる前は「今更!?」と思わなかったこともないけど、今となって思い返してみればよくもまあ5年もかけてこつこつと完結させたよなあと関心。
え、これで完結じゃないの？完結だよね？(笑)
