とある魔術の禁書目録 #24 虚数学区・五行機関

taske2009-03-22

科学と魔術が戦争をしなければならない理由を長々と言ってくれたけど、その理由では戦争をしなければならない理由になっていないんだよな。当麻@阿部敦とインデックス@井口裕香が科学と魔術の融和の象徴であるというのは面白いのだけど、その前提である科学と魔術の反目に説得力がないのが悲しいところ。でもムカついた相手なら例えそれが女でもグーでぶんなぐる当麻はステキです(笑)
自分が人間でないと知った途端にゴーレムと互角に渡り合えるようになる氷華@阿澄佳奈には疑問。最後は当麻のイマジンブレイカーで一発解決っていうのはお約束だがもう少しひねってもらいたかった気も。ラストシーンのインデックスが第1話初登場の時のそれと同じポーズだというのはなかなか気が利いているけどね。

総評

世界観に無理がありすぎるのに、その矛盾を解消するためにまた新たに設定をあとづけしてさらにドツボにはまる悪循環。ゆえに説明的すぎるだるい展開に。物語に大きな流れがなく、行き当たりばったりなので毎度敵とヒロインが登場しては使い捨てにされる繰り返し。しかもワンパターン。お世辞にもクオリティの高い物語とは思えない。が、キャラの魅力が半端無くあるのでこの原作者・アニメスタッフは中二病的能力バトルよりも学園コメディものの方がいい物を作れるのではないか。「禁書目録」の続編作る気まんまんみたいだけど、やめておいたほうが……
あと、特筆すべきことは御坂美琴佐藤利奈が可愛すぎるということ(笑)。「とある科学の超電磁砲」、楽しみだなぁ。原作読んだこと無いけど。