RD 潜脳調査室 #7 手と手で

taske2008-05-21

犬と意識が入れ替わってしまった男の話。電脳化された犬は語彙が限定されているためにそこに人間の意識が入るとコミュニケーションしづらいというのは電脳化社会ならではの設定でなかなか面白い。意識が入れ替わってしまう事件自体はすぐに解決したものの、そこから新たな展開が広がっていくというのも悪くはない。
しかしそこから物語はあまり広がることがなく、人間と犬が対等になるために一緒になるという、何が言いたいのかよくわからない展開になってしまったのは残念。電脳化された犬が群れをなしてひとつのネットワークを作るという設定は面白かっただけに、話のふくらませ方をもう少し代えてもらいたかったな。