RD 潜脳調査室
最終話。メタリアル・ネットワークが海をモデルにして作られていたというのは最初期から伝えられていた設定だったけど、そこから逆に、海が全ての記憶を内包するというのはなかなか新鮮な解釈。地球を自然の治癒力に任せるためにメタルをシャットダウンする…
限界を超えた深度へのダイブを前に、波留@森功至や周囲の人々の生活を淡々と描写する、まさに嵐の前の静けさといった感じの回。ミナモ@沖佳苗がこれまでよりもやや大人びて描かれていることが印象的。後半には気象分子プラントが崩壊し、緊迫感を増してい…
物質、電脳の両面から気象分子プラントへの侵入を試みる波留@森功至やソウタ@高橋広樹に1人で立ち向かう円@内田直哉は実にわかりやすい強敵像だな。ソウタと円の戦いは格闘と言うこともあって非常にわかりやすいのだが、電脳世界での戦いがわかりにくいの…
久島@藤原啓治拉致の犯人であると疑われている書記長@鶴ひろみが、ミナモ@沖佳苗と話すことで初心を取り戻していく話。同じ祝賀パーティの中でソウタ@高橋広樹と書記長が同じ事をいうのはなかなか興味深い。初心を取り戻した書記長が地球全体のために人…
奪われた久島@藤原啓治の脳核を探すソウタ@高橋広樹とホロン@川澄綾子、メタルに溶け込んだ久島の意識を探す波留@森功至。ここらはもうちょっと説明してくれないとわかりにくい気がした。久島の失踪は評議会の犯行だと思わせるミスリードはなかなか興味…
1986年以来のハレー彗星接近の中、ソウタ@高橋広樹が書記長@鶴ひろみよりホロン@川澄綾子を選び、久島@藤原啓治と波留@森功至は地球律の調査を本格的に推し進める。評議会の動きもあわただしくなってきて、なにやら物語が大きく動く前兆のような感じ。…
前回、自分の足で立ち上がった波留@森功至は歩行訓練を続ける。それを見たミナモ@沖佳苗は自分が波留にできることはないと思い悩み、電脳化を決意する。電脳化の検査のためにやってきた病院で出会った青年とミナモとの語らいが今回のメイン。 正直、青年の…
ジャングルの中心でノイズの原因を探る波留@森功至。倒れたホロン@川澄綾子が復活するのも、波留が立ち上がったのも、ミナモ@沖佳苗の体調が回復したのも、ノイズが消えたのも、言いたいことは何となくわかるんだが、何となく腑に落ちない。もうちょっと…
メタルにノイズが入るということで、その調査のためにジャングルに入る波留@森功至たち。人工島って小さな島だと思ってたけど、ジャングルまであるのか……。基本的に全編ジャングルでの描写が続き、ディスカバリーチャンネルでも観ているかのような気分にな…
ミナモ@沖佳苗のおばあちゃんがやってくる話。特に何かが起こるわけでもなく、偶然に偶然が重なって家族が次々に集まってくるだけの展開なんだけど、全体的にホームドラマのようにアットホームな雰囲気に包まれていて、観ていて微笑ましくなってくる。観て…
自分が機械だということを理解しているホロン@川澄綾子と、頭でわかっていても心ではそれが納得できないソウタ@高橋広樹。今回のテーマは「人の心」といった感じでしょうか、ホロンに絶対勝てないソウタも、ホロンのひとことで絶対的不利だった敵アンドロ…
ミナモ@沖佳苗の『ピーマンきらーい!!』から始まる食べ物の話。美食を追求してメタルでの食事にこだわってしまい、現実世界の食事を受け入れられなくなってしまったという、飽食の時代に警鐘を鳴らした問題作。……というよりはただひたすら滑稽な美食家たち…
ミナモ@沖佳苗がおばあちゃんに聞かせるという形での総集編な前半と、サイパンに行った結果を少しは見せないと……な後半。物語も何もないので特に書くことはないけど、どうしてせっかく撮影した海中の映像の画質を落とすんだろう。意図がわからん。
波留@森功至がミナモ@沖佳苗に聞かせるかたちで、あるいは一人で思い出すかたちで自身の少年時代から青年時代までを回想する話。 とはいえ、物語はないに等しく、全編を通じて美しい景色と音楽で懐かしい日々を描写するという、一風変わった演出。だけど、…
生まれつきの全盲だったミナモ@沖佳苗のクラスメイト、エイミー@高橋美佳子が義体化することによって初めて視力を取り戻す。初めて目の前に広がる光景に実感がないというのはなかなか興味深い。『青が思っていた青と同じだった』というのはけっこう衝撃的…
久島@藤原啓治の意外な過去と、それを追いかけてきた老人の物語。一見冷たい印象を持つ久島が実は暖かい心の持ち主だったというオーソドックスな内容だけど、結構うまくまとまっていた感じ。久島と一ノ瀬@野沢那智の間をバイオリンを持って動くミナモ@沖…
ソウタ@高橋広樹が操作していたチャット中に記憶が消える事件と、ミナモ@沖佳苗が聞いたよく当たる占い師の話、波留@森功至のチャット相手。この3者が結びつくのはよくある展開なのだけど、そのあとの展開が面白い。 事件の中心にいたのはチャットAIのエ…
何かが原因でメタルに何かが起こって現場責任者であるミナモ@沖佳苗の父親が物理的に食い止めたそのあと、という話。この話がこのあとの展開の伏線になることは容易に想像できるのだけど、あまりに説明不足&専門用語で煙に巻くので何が起こっているのか容…
幽霊話。幽霊の噂が立つ→噂が現実に→調査に行く→幽霊に襲われる→真相が明らかにというオーソドックスな展開だけど、そこに電脳による分散コンピューティングという要素が絡んできてなかなか面白い展開。ミナモ@沖佳苗だけ電脳化してないというのもポイント…
犬と意識が入れ替わってしまった男の話。電脳化された犬は語彙が限定されているためにそこに人間の意識が入るとコミュニケーションしづらいというのは電脳化社会ならではの設定でなかなか面白い。意識が入れ替わってしまう事件自体はすぐに解決したものの、…
読書感想文をめぐるミナモ@沖佳苗の奮闘。読み進めていくうちに手紙が書きたくなり、最後のページは便せんだという本はなかなか面白い。その本に書かれた手紙を読んで初めて感想文が書けるというミナモがあちこち探し回る位置に次第にいろいろなことがわか…
『スーマラン』はホロン@川澄綾子のメガネのブランド。そのスーマランのサングラスをかけたアンドロイドが町の人を無差別に襲い、その矛先はミナモ@沖佳苗に……という展開。アンドロイドとミナモの追いかけっこはコメディタッチで描かれているけど、町の人…
正式に電脳ダイバーとなった波留@森功至の最初の依頼は電脳世界に潜ったまま戻って来られなかった人を助け出すこと。ビデオもインターネットもそうであったように、メタルも「エロ」が原動力となって普及していったという設定は説得力がある。電脳風俗に取…
島の電力を復旧させた功績で、電理研のダイバーとなるべくテストを受ける波留@森功至。テストは失敗続きで、残り1回となったときにアクシデントが起きていきなり実戦投入されるという展開。ベタな展開で面白味に欠ける。ミナモ@沖佳苗のアドバイスによって…
前半はほとんど前回の波留@森功至とミナモ@沖佳苗側の出会いをミナモ側から捕らえたもの。それでもちゃんとパンチラシーンは同じものを使っているあたり、よくわかっていらっしゃる。てか、至る所でミナモのパンチラシーンがあるんですけど……。このアニメ…
士郎正宗×Production I.Gというタッグで送る新番組、このアニメでも電脳が重要なキーワードになっているらしく、どうしても「攻殻機動隊」を意識してしまう。 実際、冒頭のダイビングのシーンなどはかなりそれを意識しているようにも思えるんだが……。あれっ…