CLANNAD #14 Theory of Everything

taske2008-01-18

親しい人(渚@中原麻衣)が目の前で事故にあったことがショックで引きこもったことみ@能登麻美子が、特に内面の描写をされずにまた出てくる気になったことは説得力に欠ける。ことみの庭を改修していた朋也@中村悠一だが、気がついたら庭いっぱいに花が咲いていて、意味がわからない。壊れたバイオリンは後日渡されることになって、後の伏線にでも使うのかと思ったらすぐに渡されてしまってバイオリンが壊れた意味が感じられない。
と、書いてみたはいいけど、やっぱりBパートの10年の時をかけてことみの元に届いたぬいぐるみのインパクトの前に全てはかすんでしまう。死の間際にあった両親がほかの何もいらないから娘のためにぬいぐるみと1通の手紙を残した気持ちも、その気持ちを受けて世界中の人々が回した思い出のバトンも、朋也たちによってことみの心が開くのをずっと待っていた老人の心も痛いほど伝わってくる。そしてなによりBGMがすばらしい。演出の勝利だ。相変わらずこのシリーズ、クライマックスの盛り上げがうまい。