CLANNAD #9 夢の最後まで

taske2007-11-30

『純粋で、一生懸命で、校内を走り回る』という風子@野中藍のキャラはわかるんだが、朋也@中村悠一や渚@中原麻衣と前祝いをする風子の図はやっぱり「かわいそうな子」にしか見えない。純粋な女の子を描写するための引き出しが少なすぎるよ。
その前祝いで朋也に『渚』と呼ばせた翌朝目覚めた朋也の第一声が『古河!』だったのは机の上に置いてある3つのジュースのパックの描写とあわせて何が起こったの画を端的に表現していて非常に秀逸。もっともっとタメが欲しかった気もするが、朋也と渚が忘れた風子を思い出す瞬間や、結婚式に少しずつ人が集まってくる様、そして最後には伊吹先生@皆口裕子にまでその声が届く流れはうまい盛り上げ。途中経過やキャラ描写に難があるけど、最後きれいにまとめて帳尻を合わすあたりはさすがだ。
風子が目覚めたり、その後風子の記憶がよみがえったりという安易なオチにしなかったのもよい。
青野武声の先生だけが最後まで風子のことを覚えていたのは何故?