エイジのいなくなった世界でのエピローグ。銀の種族が旅立ち、ディアネイラ＠石川由依は残された契約を果たしているだけで、しかもラストシーンは予定調和なだけなのに非常に感慨深い最終回。特にこれまで聖人君子のように描かれていたディアネイラがドレスが汚れるのもかまわず海の中に入っていく姿は感動的。「瀬戸の花嫁」とは対照的に静かな幕引きは大人の物語であったことを感じさせるけど、これもまた良いエンディング。
総評
最近めっきり見なくなってしまったスペースオペラだったので、放送前から期待していたのだけど、期待を裏切らない、それ以上のものを見せてくれたように思う。壮大な世界観とそれを見事実現したアニメーションのクオリティを評価したい。それから忘れてはならないのはBGM。このBGMのせいで最終回を含んで何度やられたことか(笑)
ひとつ残念だったのは主役のエイジもディアネイラも最初から完璧超人過ぎたこと。1年もののシリーズで、前半はエイジとディアネイラの成長物語、後半がこの「ヒロイック・エイジ」だったらと思うのが残念でたまらない。
