アイドルマスター XENOGLOSSIA #26 月とペンギン

インベル、ネーブラ、ヒエムス、テンペスタースがアウリンを破壊するために宇宙へと上がり、伊織@田村ゆかりと真@喜多村英梨の犠牲でその中心部までたどり着く。アイドルと隕石群との戦闘はさすがサンライズとうならせるクオリティがあったし、自らを犠牲にして春香@井口裕香を守ったインベルの行動はまさに生命と呼べるものであった。
と書けばなんだかいい話に見えるけど、起こる出来事のすべてが説明不足で、唐突で、ご都合主義的。伊織と真がどうしてアウリンへの侵入方法を知っていたのか謎だし、どうして5体そろうとアウリンがよみがえると言われていたアウリンを5体のアイドルが破壊できるのか意味不明。いやそもそもアウリン、というよりアイドルって何だ?
とってつけたような展開ではどんなにそれっぽいイベントを並べられても感動のひとつも起こらない。

総評

月が砕けてできた隕石を破壊するためのロボットや、それを操縦するアイドルマスター達、電波障害で有線でないと使えない携帯電話とか、世界観は良かったのだけど途中から物事のすべてを説明することを放棄してしまったかのように完全に視聴者が突き放されてしまった感が強い。最後も誰かを倒すわけではなく、突如出現した何かを壊すだけで盛り上がりに欠けるし、制作者はこのアニメでいったい何がしたかったんだ?
アイドルマスター」の冠をつけていなくても、キャスト総取っ替えでなくても、これでは批判されても仕方ないかな。