精霊の守り人 #9 渇きのシュガ

チャグム王子@安達直人を失ってから塞ぎ込んでいた星読博士のシュガ@野島裕史の話。冷静な粧いのシュガだが、チャグムのことを気に病んでいることと、乾の相が消えないこととが重なってかなり取り乱している様子。そのヘタれ状態が、サグムの密かに弟を偲んでいる気持ちに触れて一掃される様子は見ていて納得できる心情の変化。丁寧な描写に好感が持てる。一方のチャグムがただの子供として不器用に他の子供と交わろうとする姿もまた共感できるところ。そんな描写を重ねたところにシュガとタンダ@辻谷耕史接触を持ってくる展開もうまい。2人に共通して自然科学に関する知識があるっていう設定も物語を面白くしている。そしてチャグム王子生存の可能性を捨てきれない結論へ達するシュガ。彼がどうやってチャグム王子のもとまでたどり着くのか楽しみになってくるよ。