ひぐらしのなく頃に #12 祟殺し編 其の四 失しモノ

鷹野三四伊藤美紀に殺害現場を見られたか見られないか定かではないが、冗談めかしてそれでいて怖いってのがこのアニメの登場人物共通のキャラクタみたいになっちゃっているのがどうも気になる。その点はともかく、沙都子@かないみかの叔父を殺したはずなのに『昨日もおじさんに意地悪された』と言う場面や、圭一@保志総一朗に祭の当日会っているという周囲の人間の言葉に動揺して圭一が監督@関俊彦に相談に行く展開は割と緊張感ある。それ以前に圭一が錯乱するような演出がもう少しあるとリアルだったのかもしれない。相談した直後の監督@関俊彦のこそこそ話を聞いて逃げ出す圭一のシーンまではホラーちっくな雰囲気でいいが、その後登場して穴を掘る圭一にわざと意地悪な質問をする大石刑事@茶風林とその仲間の言動はちょっとヘンだな。終始つかみ所のない恐怖を演出しようとするのではなく、リアルな部分とオカルトな部分とをもっと分離した方がいざというときに怖いはず。