ARIA The NATURAL #16 その ゴンドラとの別れは…

灯里@葉月絵理乃のゴンドラを送り出す話。ゴンドラ最後の一日を思い出の場所を回りながらそこに刻まれた記憶をたどる、ある意味、究極的に「ARIA」な回。それまでに登場した人物や場所を巧みに紹介しつつ、前シリーズではカットされた暁が始めて登場したルートや灯里がシングルに昇格したルートをここで登場させるなど、構成的にも魅せてくれる。OPは「ARIA The ANIMATION」のオープニングテーマ、「ウンディーネ」というのがまた憎い演出だ。

ウンディーネ

ウンディーネ

ところで、古くなり引退するものに対して「惜しい」と感じる気持ちは日本人以外の人にはなかなか理解されないようで。万物に魂が宿るという発想は現代にも受け継がれているのだと強く感じ、この話を観てしんみりした気持ちになれる日本人の自分を少し誇りに思ったり。