交響詩篇エウレカセブン #50 星に願いを

次の司令クラスタとされるべくスカブコーラルに囚われたエウレカ名塚佳織を救うべく変化したニルヴァーシュ(このデザインがまた微妙w)に乗って数万もの抗体コーラリアンと対峙するレントン三瓶由布子、そして件の限界を阻止するためにレントンエウレカが決意をする……っていう流れは非常に燃えるのだが、肝心のニルヴァーシュコーラリアンの戦いが一瞬で決着ついてしまって消化不良気味。同じく数万の塔州連邦軍とイズモ級との戦いもほとんど描写されることもなくてカタルシスに欠ける。
とはいえ、物語としてはとても満足。主人公の決断によって世界が救われるという物語は好き。レントンエウレカの決断の結果、生き残った人々はすべて幸福な後世を送ったのだろうなと思える決着のつけ方は美しい。サーストン家の住民票1枚だけで感慨深くなれるのはこれまでの物語の積み重ねが利いているよなあ。そしてこの長大な物語を良くまとめたなあという思いと、1年間当たり前のように見ていた物語が終局を迎えたことに感無量。
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