蟲師 #4 枕小路

昔、見る夢見る夢すべてが現実のものになって、それは本当の予知夢だったのだけれど、やがて周囲から自作自演ではないかと忌み嫌われるようになり吊るし上げられる話を見たような気がするが……なんだったか思いだせん。
それはともかく、公式サイトのあらすじによると、「 生命とは、他をおびやかすために在るのではない。ただ、それぞれが在るように在るだけ──」とあるが、ここまで蟲が人に害を及ぼすと人はこれを「害虫」と呼ぶのではないだろうか。現実のウイルスや害虫だって別に人に危害を及ぼそうとしているのではなく、ただ生きるためにいるだけなのだから劇中でギンコが言っている事となんら変わりはない。
1話のような、人と蟲がうまくやっていくような話をもっと見せてくれないと、ただ人間に害悪を及ぼす蟲を退治してまわるだけの物語になってしまうような気がする。脚本、演出、作画、音楽、すべてにおいて高いレベルにあるから、どうしても厳しい見かたになっちゃうな。