原作未読。そのうえ何の予備知識もなかったから、てっきり怖い話だと思っていました(笑)
左手で描いたものは文字でも生命を持ってしまうという特殊な能力を持つしんら＠三瓶由布子と彼の家の古くから棲む廉子＠伊瀬茉莉也の話。
一見、複雑になってしまいがちな しんらの能力と廉子の過去を説明臭くなく、実に自然に物語上で語る脚本はお見事。緑溢れる背景描写とあくまで静かに流れるBGMも手伝って『ARIA』とは違った心地よい雰囲気を演出してくれる。
物語はあくまで『蟲師』ギンコを中心に語られるようなので、しんらも廉子も1話限りのキャラなのが残念。逆にこれだけのキャラを1話限りで使えるところは潔いと言うべきか。
