BLOOD+ #2 魔法の言葉

血によって覚醒し、血によって力を得ると言うことか。ただ、キスが終わった瞬間には既に覚醒していたので、ずいぶん唐突な印象を受ける。
小夜@喜多村英梨が自らの出自を偶然立ち聞きしまうシーンも、それによって落ち込み、月夜の海辺でカイに慰められるシーンも、果ては家に帰ってから家族たちが何事もなかったかのように振舞うシーンさえもどこかで観たようなシーンの寄せ集めで新鮮味に欠ける。唯一、新鮮に感じたのは1年ものの2話で既に小夜の出自の一部を明らかにしたくらいだろう。
米軍の介入によって学校が封鎖され日本の公権力が一切手出しできないというのはある意味リアルな話。事実、そういう事件もあったし、そういう問題提起がしたいのか?
静止画の作画レベルは高いものの、キャラクターたちに極力演技をさせない、あるいは動いているところを見せない省力作画。