エレメンタルジェレイド #26 天空と未来の謳

最終回だけを取ってみればスピーディーでよく動く戦闘シーン、操られながらも心を通わせるクーとレン@高橋美佳子、それぞれの立場で主張をぶつけあうシスカ水樹奈々とオーファス@前田ゆきえ、そして呪縛を断ち切り勝利するレンと見所は十分。作画も良好。ただ、クーが謳をうたいだすシーンはあまりに唐突。そしてエディルレイド3人組負け認めるの早すぎ。エピローグ長すぎ。
全編通じてみると「人間とエディルレイド、異なる種族の共存」がテーマだったったと思われるが、脚本のあまりの力不足にそれを全く感じさせないままダラダラと回を重ねていってしまった印象が強い。全く必要でない回が多すぎる上に逆に説明不足の感も否めないなど、シリーズ構成に難あり。アバンの『空に憧れ…』っていうのが全くといっていいほど本編に関係なかったのがその際たるものか。
フィロ@半場友恵のエピソードだけ突出してクオリティが高かったのも謎。このクオリティで全編通してくれれば間違いなく名作だったんだが、フィロ編以外の二十数話が足を引っ張って台無しにしている。
スクールランブル」の後番組としては荷が重すぎたのかもしれない。