機動戦士ガンダムSEED DESTINY #41

ここで総集編かよ!
先週、シンのデスティニーとカガリ進藤尚美アカツキが激突必至というところで引っ張っておいてこのタイミングで総集編やる意味は?仮に意味があるとしてもそれが伝わらなければ何も考えていないのと同じだぞ。信じられないことにこのアニメのシリーズ構成は私が思っているよりもはるかに無能なようだ。9月には終わらせなきゃいけないんだろ?ほんとにこの話終わらせる気、あるんか!?中盤あんだけダラダラさせといて尺がなくなったからちゃんと描くべきところを端折っているくらいなのにこの期に及んでまた総集編!この先に待っているのは週刊少年ジャンプ10週打ち切りの「僕たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」か、前作と同じ何の脈絡もなくキャラたちが死んでいく展開の二択だぞ。
中身に言及すると……ころころと変わり身を続ける蝙蝠アスラン石田彰の言い訳と確たる証拠もなく大量殺戮を続ける殺人狂キラ@保志総一朗の妄言集にしか見えない。製作者側が一生懸命悪役として描こうとしているデュランダル池田秀一の側のほうがよっぽど主張に筋が通っているあたりが製作スタッフの無能を端的に表している。一方の勢力、地球連合に至ってはただの的として用意しましたくらい主義も主張もない。だって語るべき人間がこの物語のどこにもいないんだもの。
この程度のものでエンターテイメントを作っていると思っているとしたら製作上層部にこれだけは言わせてていただく。「顧客(視聴者)を舐めるな。一度でいいから血反吐を吐いて物を作って見せろ」