犬とハサミは使いよう #2 犬は熱いうちに打て

秋山忍の本を読んだら誰しもがその内容に共感して実生活にまで影響を受けるっていうのはなかなか面白いアイデアなんだけど、そのアイデアが実際に物語にうまく昇華されていないように思える。霧姫@井上麻里奈の抱える罪悪感は理解できるが、その発露も、解消も、全体的に掘り下げが少なくて薄っぺらい。そもそも、あの犯人がどうして和人@櫻井孝宏の部屋の隣にいるのか思い当たったのかが意味不明。そこちゃんとしないとダメでしょう!