最初で最後のバレンタイン回。先輩たちが受験の中、徐々に近づいてくる先輩たちとの別れの日を思う梓＠竹達彩奈の気持ちが良く伝わってくる。冬の部室でみんなで勉強したり、本番当日の朝みんなで集まったり、入試と卒業式の間の微妙にゆったりした不思議な雰囲気だったりと、この時期の雰囲気の描写がすごくうまい。大学受験をしたことがある人ならこの雰囲気は共感できるのではないかと。
学園祭以降少しずつ大きくなってきた卒業の気配だけど、今回のエピソードで急に大きくなってきた感じ。「何も起こらない」と言われてきた「けいおん！」、そんなことはなくてきっちりとエピソードを積み重ねていたんだなあ。
