Angel Beats! 総評

とにかく脚本が酷い。キャラクターの内面が描写されていないどころか、あらかじめ決められた目標にまっすぐ進むだけにしか見えないので、そこに血の通った人間はおらず、ロボット同士の掛け合いにしか見えない。その決められた目標も納得できるものではなかった。ギャグもあきれるほど滑っていた。
バンドメンバーや全く語られることのなかった仲間達、あってなかったような世界の謎など、2クールあれば良作になったかと言われるかもしれないが、とてもそうは思えない。この詰め込みすぎは○クールあればというレベルではなく、1クールしかないことを考慮していない素人のような仕事ぶり。脚本家はその筋では有名な人らしいけど、実力もなしに狭いコミュニティの中で持ち上げられて、結果周囲の誰も反対意見を言えないまま制作が進んでしまったのように見える。
ただ、奏＠花澤香菜の描写に関しては素晴らしく、そこだけは評価したい。天使ちゃんマジ天使。