CANAAN #11 彼女添

米軍と人民解放軍を手足のように使う日本政府なんて、いくらファンタジーでフィクションでもやり過ぎです(笑)
アルファルド＠坂本真綾は夏目＠皆川純子に対して『研究を続ける気はない』と言ったことで、ことウーア・ウィルスの件に関しては名軍と『蛇』の間に敵対関係はないわけで、そうするとリャン・チー＠田中理恵が砦に残る理由がなくなるのに、どうして砦に残ったのか謎。普段冷酷で、リャン・チーのことを煙たがっていたアルファルドが最後にリャン・チーのところへ行くなどという優しさを見せたのかも納得がいかない。
物語の風呂敷をたたまねばならない時期にきているのは理解できるのだが、だからといってキャラが説得力のない行動をとっていいという理由にはならない。狂ってしまったリャン・チーと、最後まで愛に殉じたカミングズ＠大川透、そしてやはり愛のために死んでいったハッコー＠能登麻美子のシーンなどはなかなか美しかっただけにそこが残念。