スレイヤーズEVOLUTION-R #13 Zero hour 滅びゆくもの！

魔王シャブラニグドゥ＠郷里大輔の前に次々倒れるゼロス＠石田彰、アメリア＠鈴木真仁、ゼルガディス＠緑川光、ポコタ＠小林由美子、そしてガウリィ＠松本保典。それを前にリナ＠林原めぐみに迫られる究極の決断。第1作でシャブラニグドゥと戦ったときと比べて映像表現も格段に進歩して、このシーンだけ切り取るとなかなか熱い展開。
しかし、どんなに後付けで理由を述べられてもゼロスがシャブラニグドゥと敵対するのも、ドラグスレイヴがシャブラニグドゥに通用するのも納得がいかない。それってこの世界の根幹の否定になるんじゃないの？

総評

ついに放送がAT-Xのみになってしまい、一世を風靡した「スレイヤーズ」もここまで落ちぶれたかというのが正直な感想。全編を通じて一貫した物語のテーマがなく、行き当たりばったりにエピソードを積み重ねていたようにしか見えなかった。シリーズも終盤なのに全く盛り上がることがなく、最終回でようやく辻褄を合わせただけに過ぎない小手先のシリーズ構成はお粗末としか言いようがない。異世界の魔王ダーク・スターを倒したあとのシリーズのラスボスが第1作と全く同じシャブラニグドゥ1/7でどう盛り上がれと？
とにかく全体的にやる気とパワーが感じられないアニメだった。何のためにアニメ化したのだろう？あ、ナーマ＠川村万梨阿ってどうなったんだ？