奏光のストレイン #13 ラスト・ワルツ

サブタイトルにふさわしい美しくも悲しい兄ラルフと妹セーラ@川澄綾子のラストバトル。ラルフの目的が人類滅亡にある時点でこの着地点しかあり得なかったのだが、期待どおりの展開で満足。しかし、ラストでせっかく亜光速戦闘によってエミリィ@野中藍と120年先に飛ばされたのにロッティ@ゆかなたちと再会してしまう展開は明らかに蛇足。
全体的には展開にスピード感があり、内容も濃く、それなりにSF考証もちゃんとしていて楽しめるアニメだった。反面、メインキャラ以外のキャラ立てや人類が二つの陣営に分かれて戦争をしていること、ストレインとギャンビーの運用方法の違いなど、もう少し世界観を掘り下げてくれればなお良くなったのではないか。「護くん」ではなくこっちを2クールにすべきだったね。放送局のせいでアニメ自身がマイナーすぎたのも残念だし、放送が飛び飛びだったのはいただけない。要するにWOWOWはアニメ放送するなってことだ。あと、キャラデザが物語にあっていなかったのがなんとも……。いや、藤田まり子キャラ好きなんだけどね(汗)
最終回にもかかわらずラルフ以外に人死にが出なかったのは逆に驚いたよ(笑)